南北に抜ける大広間
上/大広間の西側。窓際はSCAN社製の薪ストーブ。写真:松原正明建築設計室 中上/たっぷり収納のアイランドタイプのキッチンカウンターはオリジナル家具工事。中下/南側の窓からは農地が見える。写真:松原正明建築設計室 下/ロフトに設置された太陽集熱暖房の機械。 |
2階は南北に大きな窓をもった、筒のような約21畳の大広間です。無垢のカラマツのフローリングと白い漆喰の壁と天井、そしてシナベニヤ仕上げのキッチンに囲まれた、風通しの良いすっきりとした空間です。暖房には設計者の松原正明さんが奨めているパッシブソーラー「そよ風」を採用しています。これは太陽熱利用の床暖房で、屋根面で暖められた空気をダクトを通して床下に送り込む自然エネルギーを利用したシステムです。さらに寒い雨の日や夜には薪ストーブで暖をとるという2段構えで、快適な住まいを実現しています。
「毎日が別荘生活」を望んだ建て主のAさん。絶好の立地と自然素材の心地よさと薪ストーブが、その願いをかなえてくれました。
◆建築家プロフィールと建築データ