ブルーレイレコーダー/ブルーレイ・DVDレコーダーの基礎

地デジ録画のDVDメディアの賢い選び方(3ページ目)

地デジ対応DVDレコーダーでは、今までのアナログ放送対応レコーダーとは異なるDVDメディアの選び方が必要になります。この記事では、地デジ録画のDVDメディアの賢い選び方をご紹介します。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

高画質に長時間録画したければ

アナログ放送の録画はゴーストなどの影響である程度、オリジナルに対して画質が劣化しています。そのため、XPなど高画質モードで録画しても、SPに対してビットレートに正比例して高画質にはなりません。

これに対して、地デジ録画では放送されたものと同じクオリティの映像をハードディスクに録画できます。DVDにダビングするには変換して記録するわけですが、オリジナルが高画質であるため、XPやSPに再エンコードしても、アナログ録画の場合より高画質なDVDを作ることができます。

録画種類 解像度 ビットレート
DR(地デジHDモード) 1920×1080 約17Mbps
DR(地デジSDモード) 720×480 約10Mbps
XP 720×480 約9Mbps
SP 720×480 約4.2Mbps
LP 720×480/352×480(機種による) 約2.2Mbps
録画モードによる解像度とビットレートの違い。

そして、より容量が大きな2層(DL)のDVDを使うことで、一段上の高画質モードで記録することができ、より高画質なダビングDVDを作成できます。

1層のDVDで2時間の映像を収録しようとするとSPモードでしか記録できませんが、2層DVDであればSPモードで約3時間半、一段上のXPモードで約1.8時間の映像を収録できます。最近の映画は2時間以上のものも多いので、これらをSPモードで記録することもできます。また、TVドラマでも45分のものなら、ディスク1枚に2話をXPモードで記録できます。

ちなみにすべての地デジレコーダーがCPRM対応DVD-R DLへの書き込みに対応しているわけではないので、必ずマニュアルなどを確認してください。


地デジ時代のDVDメディアの選び方のまとめ

DVDHDDレコーダーでの地デジ録画のDVDダビングはDVDの容量やコピープロテクトのため、アナログ放送録画の場合よりも不便な面もあります。しかし、より高画質なDVDを作成できるなどメリットもあります。また、書き換え型メディアの優位性が増す面があるなど、今までにない変化もあります。今回の記事を参考に自分の目的を考えて、自分に合ったDVDメディアを選択してください。

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