地デジ録画にはCPRM対応メディアが必要
大手家電量販店などの店頭で記録型DVDメディアを見ていると、それが大きくわけて「デジタル放送対応」のものとそうでないものに分かれているのに気がつきます。このデジタル放送対応のDVDメディアというのは、実は「CPRM」という著作権保護規格に対応しているメディアです。地デジ録画にはCPRM対応メディアが必要です。今回はこのCPRMとは何か?について説明します。
CPRM対応メディアと普通のメディアの違い
CPRM対応メディアは、通常のデータ書き込み領域の外側の「BCA」(Burst Cutting Area)という部分に、そのメディア固有の世界でただ1つとなるユニークな「メディアID」という識別情報(暗号キー)を持っています。そして、リードイン領域にMKB(Media Key Block)というもう1つの暗号キーを持っています。MKBは生産ロットによって変更されるキーです。これが通常のディスクとCPRM対応ディスクの違いです。そして、これらの暗号キーは録画映像を暗号処理・復号処理するために使われます。
CPRMメディアの構造