インド/インドの観光・世界遺産

インド料理(2ページ目)

日本でも大人気のインド料理は色とりどり!「カレー」の他にもさまざまな料理があります。本場インドの「食」を覗いてみましょう。

執筆者:冬野 花

インドのパン

インドで、「パン」のように考えられている主なものを紹介します。下記の他にも、南インドで食べられているドーサやアッパム、ウッタパム、イドリーなど、インドには実に様々なパンがあります。また例えば同じナーンでもムスリムの人々が食べるナーンにはまたちょっと違いがあったり、なかなか奥が深いインドのパン文化なのです。

■ナーン(ナン)
インドのナーンはまるい形が一般的

インドのナーンはまるい形が一般的

インドのパンと言えば、ほとんどの人は「ナーン」を思い浮かべるでしょう。しかし、インド人は普段はあまりナーンを食べていません! ナーンとは生地を発酵させて、タンドゥーリ(土窯)で焼いたもののことをさします。手間がかかるうえ、タンドゥーリがなければ焼けないので基本的には贅沢なパンの部類に入り、食べるとしても外食でのみ。ナーンはダーバーなら10ルピー程、もう少しいいレストランでは20ルピー程、高級レストランでは60ルピーくらいする場合もあります。

■チャパティ
一般的なインド人は、普段はチャパティという、薄いパンを食べています。チャパティは発酵させる必要もないので、水と粉をこねて焼くだけのもの。非常にあっさりとしたシンプルなパンです。ナーンよりは3~5割程度安いです。

■プーリー
チャパティーを揚げたもの。ターリーにもよく登場します。あつあつの揚げたてはやみつきになります。

 

■バトゥーラー
揚げたてバトゥーラ

揚げたてバトゥーラ

発酵させた生地を揚げたのがバトゥーラー。ひよこ豆のカレー「チョーレー」とあわせて食べるのが最も定番で、「チョーレー・バトゥーレー(バトゥーラーの複数形)」の屋台が街角にたくさんあります。

■ルマーリー
ルマーリーは「ハンカチ」という意味で、クレープ生地のように非常に薄いパンで、薄いけれどややモチっとしています。大きさは直径30センチ以上あり、折りたたまれて出てきます。

■パランタ
具を混ぜて油で焼いたパン。じゃがいも、たまねぎ、ほうれん草、大根など、いろいろなものを入れて焼く、インドの定番朝ごはんです。

 
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