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テレビのリモコンが故障? トラブル診断と対策術

ホームシアターは、映像装置、AVアンプ、再生装置などなど、たくさんの機材で構成され、リモコンの数が10個近くになることも。こうなると、しばしば「リモコンが効かない!」といったトラブルに遭遇します。今回はリモコンにまつわるトラブルシューティングとして、診断方法や対策などをご紹介します。

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

リモコンが動かない!? とりあえず携帯電話で診断!

カメラ付き携帯でリモコンの発光部を覗いた様子。白く光っているのが見えればリモコンは正常と考えられる。

カメラ付き携帯でリモコンの発光部を覗いた様子。白く光っているのが見えればリモコンは正常と考えられる。

正常に使えていたリモコンがある日突然効かなくなった場合、電池の消耗か故障と考えられます。電池を交換してみるのも手ですが、手元に乾電池が無い場合、とりあえずはカメラ付き携帯電話で診断してみましょう。

リモコンは先端部分から赤外線を発信して機器に命令を伝える仕組みです。赤外線は目に見えませんが、デジカメを通してみると、発光状態が可視化できます。

カメラのファインダーで、リモコンの赤外線発射部を覗き、リモコンのボタンを押してみましょう。 リモコンが正常に働いていて、電池が残っていれば、発射されている赤外線がファインダーに「白い光」として映ります。「白い光」が見えなければ、電池を新品に交換してみましょう。電池を交換してもダメならば、リモコンが故障していると判断できます。


リモコンが正常なのに機器が動かない場合

先述の診断で「白い光」が見えるにも関わらず機器が動かない場合は、まずリモコンを機器の受光部に近づけて操作してみましょう。操作できれば、電池が消耗しているだけの可能性が高く、電池を交換すれば、普段通りに使える可能性があります。

フタがあり、外と中にボタンが二重に配置されている例。

フタがあり、外と中にボタンが二重に配置されている例。

最近のAV機器は機能が多くなり、フタ付きで外と中にボタンが二重で配置されているモノも多くなりました。これらは、フタをきっちり開けるか閉めないと、正しい命令が送られません。

その他、複数の機能を同じボタンで兼用していて、ボタンやスイッチで機器や機能を選択するタイプもあります。故障を疑う前に、正しく機器や機能が選択できているか確認してみましょう。

 
同じボタンを2つの機能を割り当て、側面のスライドスイッチで切り換える例。

同じボタンを2つの機能を割り当て、側面のスライドスイッチで切り換える例。


 

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