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名古屋のお花見スポット2018!桜の名所8選

名古屋城、名城公園、東山動植物園、山崎川、東谷山フルーツパークなどの名古屋市内、そして五条川、岡崎の郊外のお花見名所を合わせて紹介。ガイドが定点観測した開花の変遷を参考にスケジュールを組んでお出かけを! 例年の見ごろ時期や桜まつりの情報もお届けします。【2018年最新情報】

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

名古屋市内のすすめお花見スポット&2018年の開花予想は?

春本番もすぐそこ。名古屋および周辺には、お花見スポットとしておすすめの桜の名所がたくさんあります。観光と合わせて足を運びやすい代表的スポットを紹介します。
花見

2018年の開花は例年よりも早そう。写真は岩倉市~大口町の五条川


ちなみに2018年は、寒さが厳しかった冬が明けた途端に一気に暖かくなり、桜の開花が例年よりも早まりそう。3月5日発表のウエザーマップによると、名古屋の開花予想は3月21日、満開は3月28日となっています。

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山崎川 四季の道(名古屋市昭和区~瑞穂区)

花見

名古屋市の閑静な住宅街に沿って流れる山崎川。菜の花とのコラボも美しい


ガイド一番のお気に入り(自宅から歩いて行ける、という理由も大きいですが)のお花見スポットが「山崎川 四季の道」。川沿いの約2・8kmの遊歩道に約600本のソメイヨシノが咲き誇り、「桜の名所100選」にも選ばれています。

最寄り駅は地下鉄瑞穂区役所駅。ここから山崎川まで約15分の汐路ロードも桜のトンネルが続き、駅を降り立った瞬間からお花見気分が盛り上がります。
花見

吸い込まれるような美しさの夜景のライトアップ


周辺は閑静な住宅街。屋台の出店がなく、宴会客がいないため、落ち着いて桜を愛でることができるのが山崎川の一番の魅力。途中、石段で川べりまで降りて行ける場所があるので、そこに腰掛けてお弁当を広げるのがいいでしょう。またお花見シーズン真っ盛りの2018年3月29日(木)~4月8日(日)は鼎小橋周辺で夜間のライトアップもあり(18時30分~21時)、デートにおすすめです。

■山崎川 四季の道
住所:名古屋市昭和区~瑞穂区
アクセス:地下鉄瑞穂区役所駅から徒歩15分、または新瑞橋駅より徒歩3分
TEL:052-831-6161(瑞穂土木事務所)
地図:Googleマップ

名古屋城(名古屋市中区)

名古屋観光と合わせてのお花見なら名古屋城へ。城内には1000本10種類もの桜の花が咲き誇ります。天守閣がそびえたつ本丸前のソメイヨシノの枝ぶりも見事で、青空に映える金シャチとの競演は必見です。
天守閣のある本丸の他、お堀端の桜も美しい

天守閣のある本丸の他、お堀端の桜も美しい


また、2018年3月24日(土)~4月8日(日)は夜桜期間として入場が夜7時半まで延長されます。ライトアップされ夜空に浮かび上がる天守閣と桜の競演は幻想的。さらに、この期間中は名古屋城日本酒まつりや火縄銃の実演、漫才のルーツといわれる尾張万歳などのイベントもあるので、こちらも楽しみです。
花見

お堀端にも桜が咲き誇る


名古屋城
住所:名古屋市中区本丸1-1
アクセス:地下鉄市役所駅より徒歩5分、市バス名古屋城正門前、なごや観光ルートバス名古屋城下車すぐ
TEL:052-231-1700(名古屋城管理事務所)
営業時間:9:00~16:30(夜桜期間中は19:30まで)※天守閣、本丸御殿の入場は閉場30分前まで
料金:大人500円、中学生以下無料
地図:Googleマップ

※現在の天守閣は木造復元事業のため、2018年5月7日より入場禁止(閉館)となります。

名城公園(名古屋市北区)

名古屋城の北側に位置するのが名城公園。ソメイヨシノは約800本。飲食物持ち込み禁止の名古屋城に対してこちらはOKなので、お城見学の後こちらでのんびりお花見を楽しむのもいいでしょう。
花見

オランダ風車が目印の名城公園の芝生広場


天守閣が望めるおふけ池、オランダ風車とチューリップのコラボが華やかな芝生広場、四季折々のイベントが催されるフラワープラザ、サイクリングコースなどもあるので、家族で1日のんびりと過ごせます。
花見

池と桜ごしに望む名古屋城天守閣も勇壮


南北と東側の通りは土日祝日に限って路上駐車も可能なので、車での来園にも便利です(ただし駐車スペースに限りがあるので注意)。

■ 名城公園
住所:名古屋市北区名城1
アクセス:地下鉄名城公園より徒歩3分
TEL:052-913-0087(名城公園フラワープラザ)
園内自由・無料
地図:Googleマップ

鶴舞公園(名古屋市昭和区)

名古屋のお花見宴会スポットいえばここ鶴舞公園。約750本のソメイヨシノが広大な園内を桜の園に変える、「桜の名所100選」のひとつです。

最もにぎやかなのはJR、地下鉄の鶴舞駅に近い西側エリア。たくさんの人たちが桜の木の下で場所取りをして陣取り、夜遅くまでにぎやかな酒宴がくり広げられます。開花時期は夜9時半までライトアップもあり大いに盛り上がります。
桜の花だけではなくチューリップなど多彩な花が咲き誇る

桜の花だけではなくチューリップなど多彩な花が咲き誇る


園内の中心部から東側にまで足を伸ばすと、チューリップ・バラ園や菖蒲池、名古屋を代表するレトロ建築・奏楽堂などがあり、このあたりは騒々しくもなく開放的ムードの中でお花見を楽しめます。

■ 鶴舞公園
住所:名古屋市昭和区鶴舞1
アクセス:JR・地下鉄鶴舞駅よりすぐ
TEL:052-733-8340(名古屋市緑化センター)
園内自由・無料
地図:Googleマップ

東山動植物園(名古屋市千種区)

花見

正門を入ってすぐのチェリーガーデン。ベンチも多く、ファミリーやカップルのお花見でにぎやか


国内屈指のスケールを誇る東山動植物園は、お花見スポットとしてもスケールが大きく、桜の木は市内随一の3800本! 動植物園見学とお花見を同時に楽しめ、ファミリーに人気です。

桜の木の密集度が最も高いのは正面ゲートを入ってすぐのチェリーガーデン。ベンチも多いので、園内見学のあとひと休みしながら満開の桜を満喫できます。

「桜の回廊」もこの時期絶対に見逃せないエリア。植物園内にあり、全国各地の100種1000本を楽しむことができます。早咲きの河津桜から遅咲きの御衣黄まで、品種によって開花時期や花の趣が異なります。3月上旬から4月下旬にかけて順次見ごろを迎えるので、長い期間桜を愛でることができるのです。ソメイヨシノの終わりがけに観られる桜のじゅうたんも見ごたえがあります。
花見

桜の回廊は花見の季節にお薦めのエリア。ソメイヨシノの満開の終わりがけには桜のじゅうたんが敷き詰められる


もうひとつの見どころは園内奥にある「えぞ松前 桜の園」。約40種120本と数は決して多くありませんが、3月半ばから花を咲かせる早咲きの品種が多く、ソメイヨシノとはひと味違う風情あるお花見を観賞できます。
花見

風情のある「えぞ松前 桜の園」


東山動植物園
住所:名古屋市千種区東山元町3-70
アクセス:地下鉄東山公園駅より徒歩3分
TEL:052-782-2111(代表)
開場時間:9:00~16:50(入園は16:30まで)
料金:高校生以上500円、中学生以下無料
定休日:月曜日(国民の祝日又は振替休日の場合はその翌日)
地図:Googleマップ

東谷山フルーツパーク(名古屋市守山区)

花見

シダレザクラが中心で青空と濃いピンクのコントラストが華やか


東谷山フルーツパークは名古屋で最も高い標高198・7mの東谷山山麓に位置する豊かな自然環境を活かした農業公園です。

園内の桜はシダレザクラをはじめ約1000本。開放感ある園内が鮮やかに彩られ、爽快な園内散策を楽しめます。2018年4月7日(土)~16日(月)はシダレザクラまつりを開催。大道芸やモンキーパフォーマンス、くだもの即売会などが催され、いっそうにぎやかになります。
花見

世界の熱帯果樹温室は大小2つの温室からなる。東谷山周辺に数多く残る前方後円墳をモチーフとしている。観覧料大人300円


他に世界の熱帯果樹温室、果樹園、くだもの館、レストラン、つり池などがあり、お天気の良い日に春の1日を過ごすにはうってつけ。片道約30分の東谷山山頂までのハイキングもお薦めです。

東谷山フルーツパーク
住所:名古屋市守山区大字志段味字東谷2110
アクセス:JR・愛知環状鉄道高蔵寺駅下車徒歩25分、ゆとりーとライン東谷橋バス停下車徒歩15分、市バス藤が丘駅または小幡緑地発 東谷山フルーツパーク行終点下車徒歩13分

TEL052-736-3344
開園:9:00~16:30
料金:無料(イベント期間中のみ駐車料金普通車650円)
定休日:月曜(休日の場合は直後の平日)、年末年始
地図:Googleマップ

五条川(愛知県大口町 岩倉市)

大口町堀尾跡公園からの桜の眺め

大口町堀尾跡公園からの桜の眺め


名古屋から行ける郊外の「桜の名所100選」も紹介しておきましょう。五条川は愛知県北部の犬山市、大口町、江南市、岩倉市を流れる川。日本有数の長さを誇る約13kmもの桜並木が続きます。

中でも多くのお花見客が訪れるのが大口町と岩倉市。のどかな田園風景の中、お花見散策できるのが大口町。堀尾跡公園から大口町役場・総合グラウンド近くの平和橋までの約2kmの区間を往復するのがちょうどよいお散歩コースです。

■大口町 五条川周辺 (大口町五条川さくら情報
住所:愛知県丹羽郡大口町
TEL:0587-95-1111
アクセス:堀尾跡公園へは名鉄布袋駅より、総合グラウンド周辺へは名鉄粕森駅よりそれぞれコミュニティーバスを利用。名鉄名古屋駅より約20~27分
地図:Googleマップ

岩倉市は名鉄岩倉駅を起点に川沿いへ出て歩きます。こちらは出店も数多く縁日のにぎわい。川べりまで下りられる箇所も多く、まさに桜のおまつりといった気分を満喫できます。
こちらは岩倉市の五条川。川べりまで降りて散策できる箇所が多いのも魅力

こちらは岩倉市の五条川。川べりまで降りて散策できる箇所が多いのも魅力

2018年3月30日(金)~4月8日(日)の「岩倉桜まつり」の期間中は、山車の巡行、夜桜のライトアップ、鯉のぼりの糊を川で落とすのんぼり洗いも行われ、見どころいっぱいです。

■岩倉市 五条川周辺 (いわくら観光振興会
住所:愛知県岩倉市
TEL:0587-66-1111(岩倉市役所 代表番号)
アクセス:名鉄岩倉駅より東へ徒歩5分。名鉄名古屋駅より特急で11分
地図:Googleマップ


岡崎公園(愛知県岡崎市)

花見

岡崎公園、乙川の川沿いは屋台も多くにぎやか


お花見縁日の活気やにぎわいを最も楽しめるのが岡崎公園周辺です。家康ゆかりの岡崎城の周辺は800本ものソメイヨシノが咲き乱れる「日本さくら名所100選」のひとつ。城の南側の河川敷には屋台がびっしりと並びます。中にはお座敷を設けた大きな屋台もあり、まさに花より団子の活気にあふれています。

乙川に架かる橋を渡ると、こちらはカップルが寄り添うのにぴったりの静けさで、対岸の華やかさを川越しに眺めながら過ごせます。
花見

乙川河川敷から岡崎城を望む。駅に近い城の対岸は屋台がなく静か


日中には和船の観光船で水上からのお花見ができる他、2018年4月8日(日)には約700名もの武将や姫らが練り歩く「家康行列」も開催されるので、桜と武士の豪華絢爛な時代絵巻をお楽しみください。

■岡崎公園 (岡崎市観光協会
住所:岡崎市康生町
TEL:0564-23-3217(岡崎市観光協会)
アクセス:名鉄東岡崎駅より徒歩10分、名鉄名古屋駅より約30分
地図:Googleマップ

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