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郵便局で入れる保険は?(2ページ目)

郵便局の保険といえば、養老保険や学資保険が代表的です。民営化以降は、取扱う保険の種類が増えています。郵便局で入れる保険を紹介しましょう。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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人気があるのは養老保険 

やはり人気があるのは、養老保険です。養老保険は、万一の時には保険金がもらえるので死亡保障を確保でき、無事に満期が来れば満期金がもらえて貯蓄代わりにもなります。掛け捨てではない点が人気の理由のようですが、銀行にお金を預けたときの金利が低いのと同様に、生命保険の予定利率も現在とても低く、さらに保険としての保障もあるため、利回りはよくありません。年齢などにより元本割れする(支払った保険料よりも受取る満期金のほうが少ない)場合もあります。死亡保障が目的なら、掛け捨ての定期保険のほうが保険料は安くすみます。

 学資保険は、親の保障が手薄な人向け

学資保険を利用するかどうかは、親の保険の状況で判断。

学資保険を利用するかどうかは、親の保険の状況で判断。

郵便局の学資保険を利用している人もけっこういます。学資保険は養老保険と似た仕組みで、死亡保障と満期金の両方を備えています。

子どもが被保険者、親が契約者となって加入すると、子どもが15歳、18歳など進学の節目に満期保険金を受取れます。契約者である親に万一のときは、以降の保険料の支払いは不要となり、満期金は予定通りに支払われます。つまり、親に万一のときにも学費を確保できることになります。子どもに万一の時には死亡保険金が支払われます。

養老保険と同じく利回りは現在よくありませんから、すでに親の死亡保障を他の保険で確保している人には向いていません。親の死亡保障が手薄なので増やしたい、同時に教育費を貯めたい人向け。保険としての性格上、年齢が上がると保険料も高くなります。子どもが小さく、親も若いほど、保険料は安くすみます。

この他、かんぽ生命には終身保険や年金保険もあり、郵便局で加入することができます。

かんぽ生命以外の保険にも入れる

民営化にともない、郵便局では、かんぽ生命以外の保険も扱うようになりました。複数の保険会社から保険を仕入れて販売する仕組みになったのです。

例えば、自動車保険(損害保険会社7社の共同保険)、バイク自賠責保険(あいおい損保、朝日火災海上保険、AIU保険など)、がん保険(アフラック)、医療保険(住友生命)、変額年金保険(三井住友海上メットライフ生命、アリコジャパン)など。

とはいえ、どこの郵便局でも、これら全部の保険に入れるわけではありません。保険は、入る前に商品の内容や保険金額が適切かをじっくり検討することが重要です。そのため、保険に詳しい職員を配置した郵便局で扱っています。

保険を扱う郵便局を探すにはこちらから。
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