効果を加えた写真を複製して周りをぼかす
色のズレ効果を加えた写真を複製します。
「選択範囲」メニュー→「すべてを選択」を選び、写真全体を選択して、「編集」メニュー→「結合部分をコピー」を選びます。続けて「編集」メニュー→「ペースト」を選びます。すると、「レイヤー1」が追加されます。
レイヤーパレットに、写真全体をコピーした「レイヤー1」が追加されました。 |
この写真の上下をぼかします。まず先ほど保存した選択範囲を読み込みます。
「選択範囲」メニュー→「選択範囲を読み込む」を選び、ダイアログで「OK」をクリックします。すると先ほど保存した選択範囲が復活します。
選択範囲を読み込んだところです。 |
写真の上下にぼかしを加えます。
「フィルタ」メニュー→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選びます。
ダイアログで「半径」のスライダをドラッグしてぼかしの程度を調整します。ここもやはり写真のサイズによりけりですが、ここでは「1.5pixel」に設定して、「OK」をクリックします。
「選択範囲」メニュー→「選択を解除」を選びます。これでほぼ完成しました。
色や形が単純化して、ミニチュア調の写真になりました。 |
写真によっては効果を加えたことにより、コントラストが強くなることがありますので、仕上げに、「画質調整」メニュー→「ライティング」→「シャドウ・ハイライト」で「シャドウを明るく」のスライダを調整して、画像全体の暗い部分を少し明るくします。
これで完成です。 |
ほかの風景写真も同じ手順でミニチュア風に加工してみました。写真の縁周りを少し暗くするとジオラマ風にもなります。
箱庭風にする写真のポイント
ミニチュア調にする写真は、遠景写真、特に上からの俯瞰が適しています。ビルの上階から撮った写真がおすすめです。
ただし、タワーや超高層ビルの展望台からの風景は、建物や車などが細かすぎるので、一部分をトリミングして加工すると良い感じになります。
また、高解像度の大きすぎる写真は、上記の加工をしてもあまり効果がわからないので、写真を小さくリサイズするなどしてから加工を行うと効果的です。おためしください。