右クリックの禁止(コンテキストメニューの抑制)を回避するには

ウェブページ上でコンテキストメニューの表示が禁止されていても、その禁止を回避することは簡単です。

1. JavaScriptを無効にする
前ページでご紹介したoncontextmenuイベントは、コンテキストメニューが表示されようとするタイミングで任意のスクリプトを実行するJavaScriptの機能です。ですから、JavaScriptを一時的に無効に設定すれば、コンテキストメニューの表示は抑制されません。

JavaScriptのON/OFFを切り替えられるアドオン

JavaScriptのON/OFFを切り替えられるアドオン


JavaScriptを無効に設定するのはブラウザによってはやや面倒ですが、Web開発系のアドオンを使っていればツールバーなどから簡単にON/OFFを切り替えられます。


 
2. サポートしていないブラウザを使う
oncontextmenuイベントをサポートしていないブラウザを使って閲覧すれば、そもそも「禁止する」という指定自体が解釈されませんのでコンテキストメニューを表示できます。ただし、よほど古いバージョンでない限りはサポートしていますので、この方法はもはや現実的ではないかもしれません。

ソースを閲覧できればよいなら

コンテキストメニューが表示できないままでも、とにかくHTMLソースさえ閲覧できれば良いのなら、次のような方法もあります。

3. ブラウザのメニューを使う
ブラウザのメニューバーにある項目から「ソースを表示」などを選べば、HTMLソースを表示できます。最近のブラウザではメニューバーを表示しなくなってしまいましたが、IEやFirefoxなどのように[Alt]キーを押すことでメニューバーが出るブラウザもあります。Operaの場合はメニューボタンを押すことで表示されます。

Altキーを押すことで表示されるメニューバーの例

Altキーを押すことで表示されるメニューバーの例


この方法だと、フレームが使われている場合にはフレームを定義しているHTMLのソースしか見えません。しかし、そのHTMLソースから目的のフレームのHTMLファイル名を調べてそのページを直接表示させれば、上記の方法でソースを表示できます。

4. ショートカットキーを使う
ページのソースを表示するためのショートカットキーが定義されているブラウザもあります。例えば、IE・Firefox・Chrome・Operaなどなら[Ctrl]+[U]キーを押すことでソースを表示できます。

5. 開発者ツールを使う
最近のブラウザには、ウェブページの製作者向けに「開発者ツール(Developer Tool)」などの名称の機能が用意されています。たいていは[F12]キーや[Ctrl]+[Shift]+[I]キーを押すことで起動できます。このような機能を使えば、ソースを簡単に表示できます。

下図は、Edgeで[F12]キーを押して開発者ツールを表示した例です。ウインドウの左下にソースが表示されています。

EdgeのF12開発者ツールの表示例

EdgeのF12開発者ツールの表示例



 
6. ページを保存する
ブラウザのメニューから「名前を付けてページを保存」などを選ぶか、[Ctrl]+[S]キーなどのショートカットキーを使えば、表示しているウェブページをローカルに保存することができます。一旦保存してしまえば、ローカルにあるHTMLファイルを適当なテキストエディタ(メモ帳でも可)で開けばソースを閲覧できます。

7. URLの前に「view-source:」を付ける
ブラウザのアドレス欄にURLを入力する際に、URLの直前(左側)に「view-source:」という文字列を付加すると、直接そのページのHTMLソースを表示できるブラウザがあります。例えば、FirefoxやChrome・Operaなどです。下図はChromeでの表示例です。

アドレス欄に「view-source:」と入力してからURLを書けば、直接ソースを表示できる

アドレス欄に「view-source:」と入力してからURLを書けば、直接ソースを表示できる


この方法を使えば、対象のページを表示することなく、そのページのHTMLソースだけを閲覧できます。


 

右クリックの禁止は意味がない

上記でご紹介したように、右クリック(コンテキストメニューの表示)を禁止してHTMLソースを閲覧できないようにしても、HTMLソースを見る方法はたくさんあります。したがって、右クリックを禁止することに意味はありません。アクセス者のブラウザ操作を不便にしてしまうだけです。右クリックを禁止するのは、やめておく方が良いでしょう。

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