相対的に文字サイズを微調整できる指定方法
スタイルシートの font-size プロパティで利用できる値は、smallなどのキーワードや 12pt といった絶対指定だけではないのです。 次のような指定方法もあります。
●スタイルシート font-sizeプロパティで割合を指定した例:
60% 70% 80% 90% 100% 110% 120% 130%
上記のように「%」を使った割合の指定では、「元の文字サイズ」を「100%」とした相対サイズを指定できます。 上記では、10%間隔で表示してみましたが、もっと細かく指定することもできます。
●スタイルシート font-sizeプロパティで割合を指定した例:
87% 93% 100% 107% 113%
どこまで細かく表示できるかは、ブラウザなどの環境次第です。 しかし、前のページでご紹介した x-small や x-large などの指定方法よりも、遙かに細かなサイズ指定が可能なことがお分かり頂けるでしょう。
これなら、『 smallerほど小さくはしたくないけど、通常サイズよりは小さくしたい』といったことも実現可能です。
60% | smaller | 87% | 指定なし |
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このようにスタイルシート(CSS)で文字サイズを変えると、HTMLではできなかった細かなサイズ変更が可能になります。 | このようにスタイルシート(CSS)で文字サイズを変えると、HTMLではできなかった細かなサイズ変更が可能になります。 | このようにスタイルシート(CSS)で文字サイズを変えると、HTMLではできなかった細かなサイズ変更が可能になります。 | このようにスタイルシート(CSS)で文字サイズを変えると、HTMLではできなかった細かなサイズ変更が可能になります。 |
同様の方法として、単位 em を使った文字サイズの指定方法もあります。
●スタイルシート font-sizeプロパティで単位emを指定した例:
0.5em 0.7em 0.9em 1em 1.2em 1.5em
「1em」とは「1文字分」の意味です。ですから「1.2em」と指定すれば「1.2文字分の大きさ」で表示されます。これは、「120%」と指定した場合と同じです。
これらの指定方法は「相対指定」ですから、ブラウザの文字サイズ設定を変更すれば、それに合わせて表示サイズも拡大・縮小されます。 ユーザビリティ上も問題ありません。
終わりに
今回は、スタイルシートを使った文字サイズの微調整方法をご紹介致しました。
ぜひ活用して、望みのデザインを実現させてみて下さい。
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