将来のことを考えるようになる
たとえば結婚もゴールの1つ。
ということは、これまで将来のことをあまり考えなかった人でも、投資を通して自分や家族を含めた将来のことを考えるようになるのです。投資においてのゴールがどこなのかということは人それぞれなのですが、どこかのタイミングでゴールを迎えていくわけです。
むしろ、先にゴールを考えるからこそのメリットもあります。
ゴールを先に考えるとすると、たとえば10年後に300万円必要で、今300万円の資金がある場合は、単純に考えれば年間で30万円ずつ増やしていけばいいわけです。でも、投資の場合、複利が利用できるので、この増え方には加速がつきます。仮に年間10%ずつ増えていくとすると、8年目にはすでに目標をクリアしてしまうのです。
じゃ、これで終わりにして、残りの2年は投資をやめてしまおうということではなくて、そのまま続ければ、もっと増える可能性があるのです。もともと10後が目標だったのだから、そこまで続ければいいだけの話。
目標があれば、無理な投資をしなくてすむのです。リスクを最小限に抑えた投資ができるので、ゆったりとした気持ちで毎日を過ごすことができるわけです。
お金を得ることによって心の余裕ができる
お金を得ることによって、何が一番いいのかというと、選択肢が増えるということです。たとえば、モノを買うにしても、買うのか買わないのか?という選択肢が持てる。もしお金がないのであれば、買うという選択肢はありませんし、そもそも選択肢自体がないのです。選択肢がないということは、心に余裕がなくなるということにつながってくるので、結局のところ、お金を得るということは心の余裕を生み出すということになります。その手段として「投資」があるのです。
でも、ここで気をつけなければならないのは、お金はあくまで手段であって目的や目標ではないということです。いくらお金を持っていても、それを使わないと意味がありません。なので、ただ投資をして増やすということではなくて、増やしたら何に使うのか?という部分がとても重要になってくるのです。
その部分を見失ってしまうと、心の余裕どころではありません。毎日株価が気になって仕方なくなり、生活面でもなんとなくギスギスしたものとなります。それでは、本当に意味がないのです。
そうならないために、お金は手段であるということを心に刻んで、ゆったりとした気持ちで投資をしていきましょう。