そこで今回の記事では、投資によって生活や人生がどう変わっていくのか?ということをテーマに考えていこうと思います。
買い物のとき、見るモノが変わる
私たちは普段買い物をしていますが、そのとき、どんなことを考えて、どんなものを見ていますか?実は、投資をしている人としていない人では見るモノが違うのです。投資をしていない人は、「特売品はないかな?」「安く買えるかな?」と思って商品を見ています。つまり、今現在の自分が得をするのかどうかがとても重要になっているので、「安いもの」が一番のターゲットになるのです。
一方で投資をしている人は、「何が売れているのかな?」という見方をするようになります。なぜかというと、「商品が売れる→会社が儲かる→業績が上がる→株価が上がる」という流れができているからです。
たとえば、商品の陳列棚を見たときに、在庫がないものは売れている証拠なので、家に帰ってからその会社のことを調べてもいいと思うのです。あるいは新商品が出ていたら、それをチェックすることもあるでしょう。そうやって情報を得てそれを投資に活かすことを考えます。
あとは流行のものにも敏感になります。たとえば、「子供たちの間で何が流行っているのだろうか?」ということです。具体的な例を挙げるとすると、「瞬足」という靴が流行ったことがあって、メーカーであるアキレスが業績を伸ばしたということもあります。子供の間で流行って一気にブレイクすると、会社の業績もよくなるので、子供には注目しているとおもしろいかもしれません。
新聞の見る場所が変わる
まずは、新聞から情報を得てみよう。これまでとは違った見方をすると、気づきも多い。
投資をすると、当然株価の動きが気になってくるのですが、そこで考えるのは「どうして株価が動くのか?」ということです。自分が持っている株の株価が上がったり下がったりする。その理由はというと、業績の上方修正や下方修正、新商品の開発、天災による一時的な動きなどですが、そういった情報を得る方法の1つが新聞です。
これまで番組蘭しか見ていなかったという人もいるとは思いますが、それは当事者ではないからです。でも、実際に株主になったら当然会社のことが気になってきます。そしてもっと広く言えば、経済がどうなっているのか?今後どうなるのか?というのが、一番の関心ごとになってくることもあるのです。
つまり、投資をすることによって、経済まで知ろうとします。経済を知ると、世の中の仕組みがわかります。そうやって関心ごとがどんどん増えていくのも、投資をするからこそだと思います。