ドバイと日本を繋ぐ架け橋、 エミレーツ航空
大阪・成田・羽田エミレーツの世界が広がる 写真:エミレーツ航空会社
2002年に大阪線が就航してから15年が経ち、日本でのエミレーツ航空の知名度や存在も大きくなってきました。2016年には、スカイトラックス社による業界最高峰のワールドベストエアラインを受賞するなどエミレーツの人気はとどまることを知りません。旅行客のみならず、中東アフリカをはじめ世界中に出張するビジネスマンや駐在員、そしてその家族にとっても日本から中東やアフリカを身近に感じさせてくれる航空会社です。
<目次>
エミレーツ航空とは?
アラブ諸国と世界を結ぶエミレーツ航空 写真:エミレーツ航空会社
エミレーツ航空はアラブ首長国連邦(UAE)に本拠地を置くインターナショナルエアラインで、ドバイの首長であるシェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム殿下の叔父にあたるシェイク・アーメッド・ビン・サヒード・アル・マクトゥーム殿下が最高経営責任者を務めています。日本の大阪、成田、羽田を含む世界83か国155都市に就航し(2017年4月時点)、なんと130か国以上(55言語対応)の多国籍のキャビンクルーが路線を問わず乗務しサービスを提供しています。ガイドもかつてはエミレーツ航空で客室乗務員として乗務した経験があるのですが、当時日本人をなかなか見かけないエチオピア行きのフライトにご搭乗されていた日本人のお客様にご挨拶に伺うと、とても驚かれ同時に日本語でのサービスに大変喜ばれたことを記憶しています。これがエミレーツ航空が目指す真のインターナショナルエアラインカンパニーのサービスのひとつです。
ボーイング777‐300ERにサインをするペレ写真:エミレーツ航空会社
また、エミレーツ航空は数々の国際スポーツイベントのスポンサーになるなど世界中で知名度を高め、航空会社のみならず、ホテルリゾート旅行会社、ケータリング会社なども手掛けるグループ企業としてもスピード成長を遂げています。今でこそ「世界のエミレーツ!」となりましたが、32年前の1985年に開設された当初は2機だけ。それもなんとリースして調達したボーイングB737型機とエアバスA300 B4型機のみでドバイからパキスタンのカラチ、そしてインドのムンバイとデリーに向けてファーストフライトを行いました。
エミレーツ航空の機体後部に描かれた、赤・黒・緑・白の4色のデザインはアラブ首長国連邦の国旗をイメージしたもの。将来枯渇するであろう石油だけに依存しない国(首長国)作りを目指して、首長国を挙げてのプロジェクトの1つとしてスタートしました。
エミレーツの客室と機内食
2017年3月26日に再就航した
A380のクルーメンバー記念写真
日本線の使用機材は大阪、はボーイングB777-300ER、羽田線はボーイングB777-200LRそして、成田線は2017年3月26日に再運行となったエアバスA380を導入。ボーイングB777‐ ERはパーテーションでプライバシーを考慮した、プライベート・スイートと呼ばれるファーストクラスが8席、ビジネスクラスが42席、そしてエコノミー席が304席と、合計で354席で構成され、ボーイングB777‐200LRはファーストクラスが8席、ビジネスクラスが42席、エコノミークラスが216席の合計266席となっています。
ファーストクラス専用のシャワーブース写真:エミレーツ航空会社
待望の再就航を遂げたエアバスA380では、完全なプライベート空間が約束される『プライベート・スイート』のファーストクラスが14席、『ミニポッド型』のフラット・ベッドシートが長距離フライトでの寛ぎを約束してくれるビジネスクラス席が76席、そしてエコノミー席が399席と合計座席数が489席。エアバスA380の魅力は、他の機材にはないファーストクラスのシャワースパとビジネスクラスとファーストクラス専用の機内ラウンジ。空飛ぶホテルの様な空間を体験できます。
ビジネスクラスで提供される素材からこだわった松花堂弁当
写真:エミレーツ航空会社
また日本線ならではのお楽しみとしては、2016年にリニューアルしたファーストクラスの懐石料理、ビジネスクラスの松花堂弁当をはじめ月ごと・路線ごとに変わるこだわりの素材から厳選した最高の和食メニューが提供されています。中でも、ファーストクラスでは、料亭などと同様に前菜・焚合/焼き物・止物/味噌汁・水菓子・甘味の順番で客室乗務員が和のおもてなしの心をもってサービスをしているとのこと。
(メニューは変更になることもあります)