ベルリン/ベルリンの観光

ベルリン旅行のモデルコース(4ページ目)

東西ドイツの再統一から20年。冷戦時には東西に引き裂かれていた町ベルリンには、ドイツが辿ったドラマチックな歴史が凝縮されています。分断と再統一のスポットに加えて、かつてのプロイセン王国の都、現在では最新の現代建築の町としての名所を訪ねながら、個性豊かな町ベルリンを体験できる一日観光プランを提案します。

執筆者:尾方 綾子

15:00~15:30 フリードリヒ通りを移動

現代アートのオブジェがあるクヴァルティーア205の吹き抜け部分

クヴァルティーア205の吹き抜け

ジャンダルメンマルクト広場に並行するフリードリヒ通り(Friedrichstrasse)に出て、1kmほど南下すると、次の目的地チェックポイント・チャーリーが現れます。体力温存派の人には地下鉄での移動がおすすめ。地下鉄駅フランツォージッシェ・シュトラーセ(Franzoesische Strasse)から地下鉄6番で2駅目のコッホシュトラーセ(Kochstrasse)で下車します。

観光を最大限に楽しみたい欲張りさんは、フリードリヒ通りに沿いに連なる3つの名物デパートを見学しながら徒歩での移動です。地下鉄駅フランツォージッシェ・シュトラーセ向かいにフランスの有名デパート「ラファイエット」、その南には「クヴァルティーア206」と「クヴァルティーア205」が続き、どれも現代建築としても名高い建物。3店を結ぶ地下通路を進みながら、ユニークな建築デザインを満喫できますよ。

15:30 チェックポイント・チャーリー

チェックポイント・チャーリーには記念撮影業者も常駐

チェックポイント・チャーリーには記念撮影業者も常駐

一見するとただのプレハブ小屋に見えるチェックポイント・チャーリーですが、ここは分断時代に東西ベルリンを結ぶ唯一の検問所だった場所。米ソが一触即発の緊張状態にあった冷戦の最前線でもありました。米ソの対立や東から西への亡命劇など、検問所を舞台とした事件の資料は、隣接の壁博物館に豊富に展示されています。博物館見学は省略ですが、検問所の記念撮影はお忘れなく!

チェックポイント・チャーリーの次は、旧西ベルリンの繁華街に位置するツォー駅へ向かいます。移動時間は20~30分ほど。一番シンプルな乗り継ぎ例を挙げておきますね。

<DATA>
Mauermuseum(壁博物館)
見学時間:毎日9:00~22:00

■乗り継ぎ例
  • 15:45 地下鉄駅コッホシュトラーセ(Kochstrasse)から地下鉄6番乗車
  • 15:47 一駅目のシュタットミッテ(Stadtmitte)下車、乗換え
  • 15:54 地下鉄2番で出発
  • 16:07 8駅目のツォーロギッシャーガルテン(Zoologischer Garten)下車

16:15 カイザー・ヴィルヘルム記念教会

カイザー・ヴィルヘルム記念教会のモザイク壁画

教会内部のモザイク壁画

記念教会と鐘楼の外観

記念教会と鐘楼

駅の正面、約200mの場所にそびえる教会が次の観光スポット、カイザー・ヴィルヘルム記念教会です。ドイツ帝国の初代皇帝ヴィルヘルム1世を記念して19世紀後半に建てられました。空襲により外観は廃墟と化しましたが、内部はモザイクの壁画が輝く美しいホール。教会隣の8角形の鐘楼も是非見学してください。壁面に貼りめぐらされた青ガラスが、神秘的な空間を織り成しています。

見学後は駅へ戻って、再び地下鉄2番に乗りましょう。6駅目のポツダマー・プラッツ(Potsdamer Platz)下車。乗車時間は10分です。

<DATA>
Kaiser-Wilhelm-Gedaechtnis-Kirche(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)
見学時間:毎日9:00~19:00
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