駒場東邦中学校の特徴
男子御三家よりもあえて選ぶ受験者層が増えている駒場東邦。国公立大学の医学部進学率も高い
中学240名募集で、高校の募集は行わない。教育目標として、「生徒・教師・父母三者相互の理解と信頼によって、明るく楽しい学園をつくり、生徒各自の個性を伸ばし、能力を高め、豊かな知性と科学的な教養を身につけた、健康で実践力に富む有為な人材を育成する」と掲げているように、保護者の学校へのかかわりが多く、クラスの懇親会やクラブの保護者会などがあるアットホームな校風。生活指導では生徒に自主自律を求めている。
学びの特色
先取り学習を行い高2で教科書を修了。英・数・理科実験、技術、武道では学年によってクラスを分割し少人数教育を行う。中1・2の英語はネイティブ教師によるオーラルコミュニケーションの時間で分割授業。大学合格実績
併設高校の大学合格実績として、国公立では東大61名、一橋大13名、東工大15名、千葉大5名、横浜市立大(医)6名、防衛医科大5名、東京医科歯科大3名など。私立では早稲田大158名、慶應大137名、明治大47名、中央大39名、東京理科大47名、上智大26名、日本医科大8名、慈恵医科大7名、東京医科大・昭和薬科大各3名など(以上2010年度)。入試傾向
入試は4教科。国語は物語の長文1題。心情読み取りの記述式中心。漢字、慣用句、言葉の意味などまんべんなく出題される。算数は答えの導き方を説明する問題が出される。図形、数の性質、速さの問題などまんべんなく出題。やや易化傾向か。社会は10年度は大問1題の構成で地歴合わせた総合問題。2題構成の年もある。記述式もあり。10年度は新潟市がテーマ。理科は一行問題1題、4分野から各1題の大問5題。記述式あり。問題文も長い。実験データや表を読みとり、分析する力も求められる。