誓いの言葉が浮かばない!?
2人で正面から向かい合う時間を持ったことはある? |
まず、食い違いが発覚した段階で、きちんと話し合いを持つべきでした。結婚準備では、今まで見えなかったお互いの価値観が見えてくるもの。気付かないフリをして一時的に避けても、後からもっと大きな相違として表面化してしまうこともあります。
そして、お互いの価値観の違いを踏まえた上で、どの部分でどちらの意見を尊重するかを決めること。特に男性は、自分の関心のない部分にはあまり口を出しません。逆に、全てを知っておきたいというのが女性。それぞれの特性を考えて、物事を決めていくようにすることです。
アメリカでは、誓いの言葉を自分たちなりにアレンジすることができます。思いを言葉にすることが最も重要で、自分が納得行く言葉で誓いを立てるべきと考えているからです。宗教上の挙式でも、それは同じ。ビッグは誓いの言葉をどうしても思い浮かべられなかったわけですが、ふたりで歩む人生を正面から見られないことの表れだったのですね。それは、準備中に感じた「何か違う」という思いの積み重ねからくるものでした。
でも、これは、日本のカップルにも十分起こりうること。会場で全てを手配できる日本では、事務的に準備をしようとすれば、流れ作業のように結婚式ができ上がってしまいますから。逆にオリジナル性を追求するカップルの方が、ケンカも多く起こりがちですが、その分内面を見つめるきっかけが多いと思います。結婚はゴールではなくスタート。これからの2人のためにも、準備中に互いの内面を見つめ合ってみてください。