結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

シンプルとシッソ(質素)のボーダーライン(2ページ目)

無駄のない、自分たちらしい結婚式として「シンプルな結婚式」を目指す人が増えています。しかし、やり方を間違うと「質素」に見えてしまうのが難しいところ。「シンプル」実現のためのポイントを押えましょう。

清水 恩

執筆者:清水 恩

結婚ガイド

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引出物

gift
品物の中身はもちろん、ボリューム感も相手に合わせて選ぼう(クリックすると「All Aboutスタイルストア」にリンクします)
引出物は手元に残るものだけに、セレクトを誤ると「質素」さが尾を引いてしまいます。

最近は質を重視したコンパクトな品物も歓迎されるようになっていますが、年代や地域によって感じ方が違うことに注意して。昔は「引出物は大きいほうがいい」という価値観が一般的だったので、ご親族など、また地方ではそういった感覚が根強く残っている場合もあるんです。自分の周りの人たちの価値観を知るのに最も身近なのはご両親。事前に相談をしておくといいでしょう。

例えば同じお皿を引出物にする場合、大きさ重視の相手なら、5枚の銘々皿セットに、質重視の相手なら、1枚の大皿にするなど、相手の価値観やライフスタイルに合わせると「質素」とは感じさせずに済むはず。

ブランド物も人気が高いですが、実はこれも考え方次第。ブランドの持つ「ステイタス」の価値は大きいですが、値段が分かりやすいのがイタイところ。また、ラインナップが決して多くないため、他の結婚式でもらったのと同じ、ということにならないとも限りません。友人同士であれば「こんな引出物をもらった」なんて話題も出るでしょうから、日頃の会話を覚えておくことも必要かも。

最近の引出物のトレンドは、実際に使える、包装を開けてすぐに使おうという気になってもらえるようなものです。また、贈り物には自分でわざわざ買わないものを選ぶとよいとも言われます。相手のライフスタイルに合っていて、デザインが極端でないものなら、どのゲストにも気に入っていただきやすいでしょう。生活に彩りを添えてくれるような、質がよい普段使いのもの、これが引出物の極意かもしれませんね。

>>次ページでは「シンプル」な衣裳のことを
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