料理には、1人1皿ずつ出すコーススタイルと、好きな料理を自由に取ってもらうブッフェスタイルがあります。よりフォーマルなのはコースですが、カジュアルな雰囲気を臨む場合にはあえてブッフェを選択することもあるでしょう。一般的にはコースであればご祝儀制に、ブッフェならば会費制にすることが多いです。
大事なのは料理の中身のバランス。コースでも内容によってはいかにも「質素」になってしまうし、ブッフェでも内容によっては豪華に見えるのです。見せ方次第で印象は大きく変わります。
コース料理
コースの場合、品数が多いと確かに豪華に見えますが、無理に品数を増やして1皿1皿が安っぽくなるのは逆効果。品数を減らしても、1皿毎の質を上げた方が豪華さが増します。特に、1品目である前菜やメインディッシュにしっかりと金額をかけると効果的。前菜はゲストが料理を最も楽しみに待っているタイミングで出てきますし、コースの順番的にも食欲を増進する役割があるから。メインディッシュは言うまでもなく、コースの中で最も華のある料理で、素材的にも1番お金がかかっていることがほとんどだからです。
ブッフェ料理
ブッフェの場合は、品数も大事ですが、それぞれの料理をみんなに行き渡るように用意すること。ボリューム感も大切です。並んでいる途中でなくなってしまってガッカリ、なんてことが起こらないようにしましょう。ブッフェの場合でも、前菜からメイン料理という一通りの流れはコース同様にあるので、前菜系は見た目にも美しいものを、メインディッシュ系は高級感のあるものを準備すると効果的です。また、コックやサービススタッフがサーブに入るなど、エンターテインメント性のある演出を取り入れると、より豪華な印象になります。
ドリンク
フリードリンクのラインナップもチェックしておきたい
女性はお酒が弱い人も多いので、カクテル等の軽いお酒のリクエスト。ご年配者からは日本酒や焼酎のリクエストが出ることがあるかもしれませんが、これをバッサリ拒否するのは忍びないもの。通常フリードリンクにないお酒でも、前もって依頼しておけば用意が可能な場合がほとんどです。こういったオプション的な飲み物はそれほどたくさん飲まれないでしょうから、リクエストがあった分だけ出してもらい、後で精算するという方法を取ることもできます。
成功の秘訣は、誰が食べても(飲んでも)美味しい、満足感がある、ということを基準に選ぶこと。結婚式の料理・飲み物はもともと一般受けしやすい内容になっていますが、グルメな人はこだわりたいという思いもあるかもしれませんね。しかし、専門的なこだわりを持ちすぎることで、食べにくい(飲みにくい)ものになってしまう場合もあります。