席順の基本
席次の決まりごとに従って作成するのが一般常識として捉えられている側面も |
外国の場合は、ファミリーや親しい友人などが新郎新婦と一緒に座る、つまり上座に座ります。最近は外国風の席次を希望する新郎新婦も出てきていますが、親族中心のパーティであれば、この考え方でも差し支えないでしょう。
ただし、会社関係者等をお呼びする披露宴でも、親を近くに座らせたいという人もいますが、基本的に日本ではNGです。それでもやっぱり、という場合は披露宴の冒頭でゲストに案内するなど、ゲストに対する配慮が欠かせません。私の場合は最初に新郎からの「ウェルカムスピーチ」を入れ、そこでゲストに意思表明することをお勧めしています。
席次のつくり方
■返信はがきで出欠の確認返信はがきのお返事をもとに、出欠の集計をします。招待者リストなどを上手に活用するとラクですよ。
■グルーピング
出席のお返事をいただいたゲストを、新郎新婦別に、会社関係、友人関係、父方親族、母方親族というようにグルーピングします。テーブルの大きさは会場によって違い、それによって着席できる人数も異なります(担当者が打ち合わせで説明してくれます)。グルーピングの際には、テーブルに着席できる人数に合わせて分けていくようにします。
この作業は、お返事が来る前に行うこともできるので、時間のあるときにグルーピングしておくと後でラク。欠席のお返事があった場合は、その方のお名前を外せばいいだけです。
■序列順に各テーブルの席に当てはめる
テーブルの席には、良し悪しの順番があります(これも担当者が説明してくれます)。1番よい席から順に、序列に従って当てはめていきます。会社関係であれば、会社の肩書きや年齢、社歴にしたがって並べていけばよいですね。親族は基本的に年齢順になります。
主賓の挨拶をお願いするゲストは、ほぼ自動的に席が決まってしまいます。最も上座に当たる、メインテーブルに1番近いテーブルの1番の席が主賓席となります。更に上位の肩書きのゲストがいる場合は別ですが、この位置はできるだけ変えずに配置しましょう。披露宴に呼ばれ慣れた人ほど、この位置に座るのが一般的と知っているわけですから。
また、両家の両親の席も自動的に決まります。末席(まっせき)と呼ばれますが、メインテーブルから1番遠い席の、1番下座になります。
もう少し手を加えることで、より一層快適な席次に