デザインを考える
たくさんのデザインから2人やウェディングの内容にふさわしいものを選ぼう |
しかし、たくさんの種類の中から、どのデザインを選択するか、迷うところですよね。披露宴のコンセプトやテーマが固まっているなら、それを基準に選ぶことができます。招待状とお揃いで、当日使用するペーパーアイテムまで決めてしまうこともできます。それ以外のアイテムを決める際にも同じテーマで選んでいけば、統一感が生まれます。
友人から披露宴の招待を受けた時、その日の服装は何を参考にして考えますか? 会場の名前で雰囲気を想像するのはもちろんですが、招待状のデザインを見て、きちんとした服装にしようとか、ちょっと華やか目がいいかな、など考えませんか?
会費制のパーティなどがそのよい例なのですが、会費が2万円という比較的高めの設定で、披露宴としてご案内する際に、招待状をフォーマルなイメージのもので出すと、ゲストの服装もフォーマルになり、招待状をカジュアルなものにして出すと、ジーンズで現れる方もいるということが実際にあります。それだけ招待状から受けるイメージの影響があるということなんです。ですので私も、カジュアルに見られがちな会費制の場合は、特にしっかりとした招待状を出すことをお勧めするようにしています。
いよいよ発送! 注意点は?
まず、招待状のセット内容を確認しましょう。● 全員に必要なもの
- 招待状本状
- 返信ハガキ(50円切手を貼ります)
- 地図(会場で手配できます)
- 封筒(裏側に両家の差出人の住所と名前を印刷します)
● 特定の人に同封するもの
- ふせん(挙式や親族紹介、祝辞などの種類あり)
宛名書きは、招待状の文章が縦書きなら封筒も縦書き、横書きなら封筒も横書きにします。「毛筆で手書きがマナー」と過去には言われ、確かに毛筆でしっかりと書いたものは、しっかりと準備したという印象を与えるのですが、横書きの招待状が増えて、筆では書きにくいのも事実です。縁起よく太く濃く書くというポイントは外せませんが、筆記具はサインペンなどでもよしとされるようになってきました。
また、印刷での宛名書きも定着してきているので、パソコンを使用して印刷してもよいでしょう。ただし印刷する際の汚れには十分気をつけて! 万が一のことを考えて、封筒は少し多めに用意しておくと安心ですよ。
切手は「慶事用切手」を使用するのが一般的です。50円、80円、90円の3種類があります。封筒は中身によって重さが変わるので、切手を買いに行く際に、郵便局に実物を1セット持参して、重さを量ってもらうのが確実です。そして、返信ハガキにも50円を忘れないように貼りましょう。
最近は輸入カードなどの定形外のものもあるので、その場合は送料が120円かかりますから注意してください。料金不足で、招待状が「出戻ってきてしまった」ということになっては縁起が悪いですから……。招待状はいわば披露宴のイントロダクション。ゲストに「当日が楽しみ!」と思わせるような、素敵な招待状でお知らせしたいですね。