新妻としての評価は、年始に実家へ訪問した際のご挨拶で決まる?
お正月に婚約者の実家を訪問する際のマナーは?服装や年賀状など
婚約期間ってけっこう微妙な立場。嫁として振る舞えばなんだか出しゃばっているみたいだし、かといってお客様然としているわけにもいかないし……。
今回は、年始に彼の家を訪ねる際の振るまいについて考えてみます。
<実家訪問時のマナー目次>
実家訪問時のマナー1:どんな服装で行くか
マナーを意識した品の良い服装を心がけて
年始ということですから、ある程度改まった服装がよいでしょう。華やいだ雰囲気のワンピースやスーツなどがおすすめ。もう何度か訪れていて、気心が知れているという仲であっても、あまりにカジュアルすぎる服装は避けましょう。
また靴ですが、着脱しにくいブーツはやはり避けたほうが無難です。玄関でブーツと格闘する姿は、あまり見栄えが良いものではありません。靴の中敷がボロボロになっていないかどうかも改めてチェックしておきましょう。
実家訪問時のマナー2:お年賀は何を持って行くか
彼の実家に年始にお邪魔するのですから、お年賀はしっかり用意したいところ。品物としてはお菓子やお酒などが一般的。生ものではなく、ある程度日もちのするものがおすすめです。自分の実家の名産品や相手の好きなもの、巷で話題になっているものなどを選ぶと喜ばれるし、そこから会話も広がっていくでしょう。お年賀には赤金の蝶結びの水引をあしらったのし紙をかけます。表書きは水引の上に「御年賀」と書き、水引の下に自分の名前をフルネームで入れましょう。デパートなどで買うのなら、「お年賀用ののしをかけて下さい!」とお願いすれば大丈夫です。
実家訪問時のマナー3:台所仕事のお手伝い事情
彼ママの性格によっては、ありがたくご馳走をいただくほうが喜ばれる場合も
彼の家ではきっとお正月のご馳走でもてなしてくれるでしょう。彼のお母さんが台所でバタバタと忙しく立ち働いているのを見ると、ついお手伝いをと思ってしまいますが、まずは「何かお手伝いしましょうか」と声をかけるのが鉄則。
女性の中には台所に入られるのが嫌な人もいます。彼のお母さんがそのタイプかもしれませんので、まずは声をかけることが大切なのです。
遠慮深いお母さんの場合、一度声をかけたくらいでは、「アラ、大丈夫よ。座ってくつろいでいてちょうだいね」などと言われてしまいますので、一度断られてももう1回は改めて声をかけること。それでも断られるのなら、相手は本当に手伝って欲しくないと思っていると解釈し、強引に手伝うことはやめましょう。
なお、料理の手伝いを断られたといっても、後片づけは別の場合も。食事が終わった後は、「お片づけ、お手伝いしましょうか」と再度声をかけることをお忘れなく。手伝いをすることを見越して、エプロンなどを用意していくといいかもしれません。
実家訪問時のマナー4:彼の実家に泊まるべきか
髪の毛1本であわや破談!? とならないためにも
彼の実家が遠方で、訪れる際には宿泊が前提となる場合は、彼の実家に泊まるのか、別途ホテルなどを予約するのか、事前に相談しておきましょう。
彼の実家に泊まるのはなんとなく気が重いという人は、「ご迷惑をかけてもいけませんので、近くに宿を取ります」と、最初に申し出てしまうのがいいでしょう。とはいえ、先方が「そんなこと言わずにぜひ家に泊まって」と勧めてくる場合、あまりにかたくなに断るのも考えもの。「お言葉に甘えて」と折れたほうが、人間関係もスムーズにいくでしょう。
実家訪問時のマナー5:お風呂や洗面所の使い方
宿泊する時に最も気をつけたいのは水まわりの使い方。お風呂から出る時には、髪の毛などが落ちていないかどうか、しっかりチェックを。洗面所も同様です。お借りしたタオルなどの扱いも自分で判断せずに、彼または彼のお母さんに尋ねたほうが無難です。なお、訪問時に生理のタイミングがあたってしまったら、汚物入れがあったとしても使用済みナプキンは持ち帰るのが基本的なマナーです。色つきの小さなビニール袋などを用意していくといいでしょう。
朝は何時くらいに起きたらいいのか、事前に確認しておきましょう。「ゆっくりしていていいのよ」と言われ、具体的な指示がない場合は、いつも何時くらいに起きているのか彼に聞いて、その時間には身支度をしているようにします。
実家訪問時のマナー6:彼の甥や姪にお年玉はあげるべきか
意外と迷う、甥っ子や姪っ子へのお年玉
彼に甥や姪がいる場合、彼の実家で会う可能性も高いでしょう。そんな時、お年玉をあげるのかどうか頭を悩ませるところです。
結婚をすればお年玉はふたりからあげるという形をとると思うので、それにならって「これはふたりからだよ」と彼からあげてもらってもよいでしょうし、別途あげるというのでもおかしくはないと思います。お金ではなく、子どもが喜びそうなおもちゃやお菓子、雑貨などをあげるのも気が利いていると思います。
金額は彼や彼の親などと相談し、決めるといいでしょう。ちなみに、お年玉の相場は小学校入学前の子どもで2000円、小学校低学年で3000円くらいのようです。
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