【対親】報告から挨拶までは間をあけずに!
ふたりの間で結婚する意志が固まったら、真っ先に報告するのはやはり自分たちの親です。親といえども、親しき中にも礼儀あり。「結婚する」という挨拶は、きちんとアポイントを取って、ふたり揃って行うべきです。いつ挨拶に行くか、スケジュール調整はしっかり! |
ただし、ここで気をつけたいのは、後者の場合。結婚することを報告してから、実際に挨拶するまで間があいてしまうと、親としては「大切なことなのに、なんで早く挨拶にこない!?」とやきもきしてしまうからです。もし報告から実際に挨拶に行くまで時間があいてしまうような場合は、相手と自分の親の間をそれぞれ取り持って、電話などでもいいから一言挨拶しておくといいと思います。
【対親】どちらの家から先に挨拶に行くか
男性と女性、どちらの家に先に挨拶に行くか、ということは非常に頭を悩ませる問題です。「嫁をもらう」という意識が強かった昔は、まず男性が女性の家に行って挨拶をし、その後、女性が男性の家に挨拶に行くというのが一般的だったようですが、現在はこうしたしきたりに固執することはないと私は思います。男性の実家が近く、女性の実家が遠い場合などは、行きやすい男性の実家を先に訪れるというのでも全く問題はないと思います。ただ、親御さんの中には昔ながらのしきたりにこだわる人もいます。ですから、あえてどちらに先に挨拶に入ったというような話はする必要はないでしょう。
【親同士】男性の親から挨拶をしたほうが無難
ふたりでそれぞれの親に挨拶をし、結婚の承諾を得たら、次は親同士をいつ引き合わせるか、ということになります。親の意向を聞きながら、調整を図っていくことになりますが、一般的なのは、男性の親が女性の親の方に出向いて、挨拶をするというパターン。これは先ほど説明したように、昔のしきたりの名残ということができるでしょう。
最近では、両家が一堂に集まって、両家顔合わせという形をとる場合も少なくありません。これを結納の代わりにしてしまうという方法もありますし、顔合わせは顔合わせとして、結納は機会を改めてきちんと行うというケースもあります。
結婚式まで両家の親が一度も顔を合わせることがないというケースもまれにあるようですが、その場合でも、電話で話したり、手紙のやり取りをしたり、なんらかの接触を図るよう、ふたりが間に立って両家の関係が円滑に進むよう努力しましょう。
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