結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

映画で見るアメリカのびっくり?結婚式事情(2ページ目)

さまざまな葛藤を経て幸せをつかむ女性の姿を描いて共感を得ている映画『幸せになるための27のドレス』。当サイトならではの視点で映画から垣間見えるアメリカの結婚式事情についてご紹介!

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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花嫁付添人って何?

ヒロインのジェーンが27回も務めたという花嫁付添人。これはブライズメイドと呼ばれ、花嫁の未婚の友人や従姉妹などが選ばれることが多いようです。基本的には花嫁から指名されるのですが、ブライズメイドに選ばれるのはとても名誉なこと、という感覚のようです。ブライズメイドは3~5名くらいが一般的で、ブライズメイドのリーダーはメイド・オブ・オナーと呼ばれます。

幸せになるための27のドレス
ジェーンのクロゼットの中には今まで着た27着のドレスが大切に保管されている
ブライスメイドは、挙式当日に花嫁の介添えをするほか、結婚式の準備を手伝ったりもします。挙式の時はみんなでお揃いのドレスを着るのですが、これが映画の原題『27 DRESS』の由来。ジェーンは27回もブライズメイドを務めたので、そのドレスが27着もあると言うわけです。

私が見たことがあるブライズメイドのドレスは、パステル調のピンクやブルーで、ふんわりとしたかわいらしいシルエットのものばかりでしたが、映画に出でくるドレスはかなりのインパクトがあります。インドのサリー、テキサスのカウガール風、キッチュなキモノガール風などなど。ブライズメイドのドレスというよりは、ここまでくるとほとんどコスプレという感じ。

結婚式のテーマに合わせて、ブライズメイドのドレスを決めているのでしょうけれども、アメリカのウェディングってここまで突飛?なテーマを設定するのかと呆れるくらい。でも、見ている分にはとても楽しいですけれど。

日本ではブライズメイドをつける結婚式はまだ少ないけれど、親しい友人たちにお願いできるのなら、やってみるのも楽しいかも。衣装に凝れば、いままでにないウェディングができるはず! ちなみに、新郎側にも同様の付添人が付き、アッシャーと呼ばれます。

ちょっと照れる?大げさなプロポーズ

幸せになるための27のドレス
ジェーンの憧れの上司ジョージ役は、監督としても才能を発揮するエドワード・バーンズ
プロポーズが「一世一代」のイベントであるのは洋の東西を問わないようですが、アメリカではかなり大げさ? 映画ではジェーンの憧れの上司ジョージが妹テスにプロポーズする場面が出てくるのですが、ジョージはレストランを貸し切って、ドラマチックなシチュエーション作りに余念がありません。

そこまでやられると、女性としては恥ずかしいやら、嬉しいやら…。テスは素直に喜びを表現していましたが、日本女性だとちょっと戸惑ってしまうかも。最近では、日本のホテルやレストランでも、男性のプロポーズを応援するプランを出すところが出てきました。日本でもそのうちドラマチックにプロポーズするのが主流となるかもしれませんね。

気になるアメリカの結婚式事情はまだまだ続きます!

(C) 2008 TWENTIETH CENTURY FOX AND SPYGLASS ENTERTAINMENT FUNDING, LLC.
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