いままでは年下婚がトレンドだった
芸能界の結婚でこのところ目に付くのが10歳以上も年上の男性と結婚するケース。沢尻エリカさんと映像クリエーターの高城剛さんは22歳差、篠原涼子さんと市村正親さんは24歳差、松たか子さんと音楽プロデューサーの佐橋佳幸さんは16歳差、香椎由宇さんとオダギリジョーさんは11歳差の年の差婚です。いままでは年下婚がトレンドだったのに…? |
これは、年下男性のほうが、良妻賢母的なステレオタイプの妻像を女性に求めない傾向にあるからです。変なプライドがなく、女性に対する偏見もなし。家事協力も率先して行う年下男性は、たとえ自分よりも収入が少なくても、キャリア女性にとっては最良の結婚相手であったわけです。
年上婚は退行減少?
一方、女性が年上の男性と結婚する場合、そのメリットとしてあげられるのは、男性の経済力や社会的地位です。ですから、経済力も地位もない弱い立場の女性に、年上の男性と結婚する傾向があるといわれています。したがって、女性の社会的地位が上がってきた昨今においては、極端に年上の男性との結婚を選ぶ人は減少傾向にあったわけです。男性にとっても、経済力がなく、世間を知らない女性のほうが御しやすい。反対に、経済力や社会的地位を得ている年上の女性は、対等もしくは自分よりも強い力を持っているわけで、「妻は一歩下がって夫を支える」的な考えを持っている人にとっては、なんとも付き合いにくい相手といえるでしょう。
それがここにきて、女性たちが年上男性を選ぶようになってきたのは、一体なぜなのでしょうか? 退行減少? いえいえそんなことはありません。松たか子さんにしろ香椎由宇さんにしろ、テレビなどを通してみる限りですが、しっかりと自我を持ち、自立した女性のように感じます。もちろんその活躍ぶりからみて、経済力も相当なもの。昔風の考えを持った面倒くさい年上男性と付き合う必要は全くありません。
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