服装&手土産準備は抜かりなく
彼の実家を訪れるときの服装や手土産の準備も怠りなく。お勧めしたいのは、ほどよく上品で無難な格好。カチッとしたメンズライクのものよりは、フェミニンな女性らしいもののほうが、未来の嫁としてのウケは良さそうな気がします。「私、そういう格好しないし!」という人も、ここは少し折れたほうがいいかも。初対面であえて服装で主張し、相手に警戒感を抱かせるよりは、親に気に入られそうな服装で懐柔しておくほうが、得策なのではないでしょうか。とくに、男性は外で働き、女性は家を守る、という考えを持っているお母さんに対しては、ビジネス風の装いでは行かないほうがいいと思います。
手土産については、相手の好みを考慮して。なにか好物があれば、それを持って行くといいでしょう。はやりものが好きなおしゃれなお母さんであれば、デパ地下で人気のスイーツを持っていってもいいかも。ただし、いくら話題だからとはいっても、初めての訪問でクリスピー・クリーム・ドーナツ(←おいしいんですけどね)ではちょっと砕けすぎ。そのあたりのさじ加減を間違えないように。
態度は控えめに。地を出すのは徐々にがおすすめ
実家にお邪魔したら、とりあえず態度は控えめにしておいたほうが無難。まずは相手の気質や考え方、出方を見るのが先決です。彼ママから「将来はどんなふうに考えてるの?」などと、何気ない風を装って聞かれても、「子どもはしばらくは作らないつもりなんです。いまは医療も進んでいますし、35歳くらいまでは仕事に専念して、子育てをするのはそれからでいいかな…」などと、ペラペラと話さないこと。うっかり本音を話したばかりに、彼ママと険悪な雰囲気になってしまってはつまりません。とりあえずは「そうですね~、まあふたりでいろいろ相談して」などとはぐらかしつつ、彼ママが息子夫婦の将来にどんな考えを持っているのか、それとなく探りつつ対応を見極めたほうがいいでしょう。
人間関係においては、すべてを包み隠さずに言うのがいいとは限りません。とくに、相手と自分の考え方が違う場合(嫁姑の間柄ではありがちですよね)、いきなり自分の考えを声高に主張するよりも、相手の出方を見つつ、さりげなくソフトに自分の考え方を相手に伝えていくほうが、争いごともおきずに、うまくいくのではないでしょうか。
彼との接し方もワンクッション置いて
馴れ馴れしい態度は控えて |
とはいえ、あまりに素っ気ないのも考えもの。たとえば、家に上がるとき、彼は自分の家の気安さで、靴を脱ぎっぱなしにしたとします。それをそのまま放置して、あなたも上がったとすると、彼ママは「この人、うちの息子の面倒をちゃんと見てくれるのかしら?」と不安に思うかも。こういうときは自分の靴を揃えるのと一緒に、彼の靴も揃えて上がるのが正解です。
彼ママとのお付き合いは、これから長きにわたって続いていきます。最初から頑張って「好かれよう、自分をわかってもらおう」とすると、息切れしてしまうもの。彼ママの性格や気質をよ~く観察して、それから対策を練っても決して遅くはありません。スロースターターでいくのが、大人の余裕というものではないでしょうか?
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