結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

30代の新潮流・ロハスな結婚式 in 沖縄(2ページ目)

このところ話題になっている「ロハス」という新しいライフスタイル。健康的で、シンプルで、アクセクしない…。そんな「ロハス」なエッセンスを取り入れた結婚式が、いま注目の的です。

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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エメラルドグリーンの海を望む白亜のチャペル

「クルデスール・チャペル」は石垣全日空ホテル&リゾートの敷地内、海を見下ろす高台に立っています。美しい緑に囲まれ、その真っ白で三角形の形をしたユニークなチャペルは、ひときわ存在感を放っています。木造りの扉の上に施されたステンドグラスは南十字星をイメージしたデザイン。

ロハスな結婚式in沖縄
「南十字星」をイメージしてデザインされたステンドグラスが美しい
石垣島では1月~5月に南十字星が観察することができ、なんとこのチャペルからも運が良ければ水平線ギリギリに南十字星を見ることができるのだとか。「クルデスール」という名前も、スペイン語の南十字星という単語をアレンジしたもの。まさに「南十字星に愛を誓う」ロマンチックなチャペルというわけです。

チャペル内は正面と左右がガラス張りになっており、さんさんと眩しい陽光が降り注ぎます。壁がすべて白なので、中に足を踏み入れると、その眩さで一瞬目がくらむほどです。天井高は8mもあり、開放感もたっぷり。バージンロードの長さは10m、収容人数は40名とやや小ぶりではありますが、親しい人たちだけを招き、少人数で行われることが多いリゾート・ウエディングには、これくらいのサイズがまさにちょうどいいのです。

祭壇前のガラスの向こうには石垣島の美しい海と空が広がります。海の色はリーフを挟んで鮮やかなエメラルドグリーンと深いロイヤルブルーの2色に分かれ、その色の美しさにも見とれてしまうはず。

のんびりと沖縄時間で進む温かなセレモニー

セレモニーは新郎新婦の入場で幕を開け、牧師様による結婚の祈りや聖書の教えなどに続いて、誓約、指輪の交換、キャンドルの灯火、結婚宣言、誓いのキス、結婚証明書へのサインへと進んでいきます。内容としてはとくに変わったものはありませんが、特徴的なのは進行がゆっくりとしていること。

ロハスな結婚式in沖縄
祭壇の向こうには美しい海が広がり、セレモニーは沖縄のリズムで進行する
セレモニー全体の時間としては20~25分ぐらいで、他の挙式と比べてとくに時間がかかっているということはありません。ですが、実際に挙式に参列させていただいた感想を言わせていただくと、とにかくなんだか「ゆったり」なんです。

牧師様のお話される口調もゆっくりだし、指輪の交換やキャンドルの灯火など、ひとつひとつの動作もゆったりと行われます。都心のチャペルの挙式だとわりとテンポよく進んでいき、気がついたら終わってたといった感じがしなくもないのですが、「クルデスール・チャペル」ではゆったりと沖縄のリズムでセレモニーが進行するので、新郎新婦もしっかりとセレモニーの感動を味わうことができるのではないでしょうか。

セレモニー終了後のお楽しみはリゾートならでは!

ロハスな結婚式in沖縄
アンティーク風のガゼボでロマンチックな記念撮影
温かな雰囲気に満ちたセレモニーが終了した後は、外へ出て祝福のフラワーシャワーを。その瞬間、厳かな鐘の音が高らかに鳴り響きます。眩しい太陽の光と色とりどりの花びらを浴びれば、幸せ感も最高潮に高まるはずです。

フラワーシャワーの後は、シャンパントーストを楽しんだり、アンティーク風のガゼボで記念撮影をしたり、思い出作りを。また、フォトアルバムを頼めば、ホテルの前に広がる真栄里ビーチでの撮影も。純白のウエディングドレスが青い空と海に映えるリゾート感いっぱいの写真を残すことができます。

なお、「クルデスール・チャペル」ではナイト・ウエディングも可能。キャンドルの炎で彩られた幻想的なセレモニーが実現できます。

次ページではリゾート・ウエディングの大敵、雨についてのお話
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