招待客数は両家で合わせるもの?
新郎側と新婦側で招待客数が違っても、無理やり数を合わせる必要はありません。両家で相談しあい、納得しあえれば、両家の招待客数が違うのはとくに問題ないのです。むしろ数合わせをするために、あまり関係のない人を招待するほうが失礼というもの。なお、結婚式の費用は両家で折半にすることが多いのですが、両家で招待客数が極端に違う場合は、招待客の人数割りで費用を分担するほうが無難でしょう。
主賓は必ず呼ばなくてはならないもの?
主賓というのはお客様の中で一番主だつ人のこと。結婚式の場合、本人の会社の上司ということが多いようです。結婚式を身内だけで行ったり、親しい友人たちだけでカジュアルに行ったりする場合、会社の上司を招待しないこともあり、そうした時には主賓がいない状況になることもありますが、とくに問題はありません。一般的に、冒頭で行われる主賓スピーチは省いてしまってもいいし、招待客代表という形でスピーチの上手な人にお願いしてもいいでしょう。一方に主賓がいるのに対し、一方に主賓がいない場合は、両家でよく相談をして。お互いに了解できれば、問題はありません。一方の主賓にスピーチをお願いし、主賓がいない側からはふさわしい人に出てもらい、乾杯の音頭を取ってもらうというのが自然でしょう。
テーブルに居合わせた招待客が楽しい気分で過ごせるように |
席次はどう決めればいいの?
親しい人や顔見知り同士が同じテーブルになるように配慮します。仲良し4人組のうち3人が同じテーブル、1人だけが違うテーブルなんてことはないように注意。8人掛けなど大テーブルの場合は、知らない人同士が同じテーブルにつくことがあります。あまりにも年齢がかけ離れていたり、趣味や嗜好が異なっていたりすると、話がしづらい場合もあるので、そのあたりも考慮して。たとえば、ヘビースモーカーとタバコが苦手な人は同じテーブルにしない、といった配慮も必要になってくるでしょう。
また、他に知り合いが誰もいない招待客の場合は、席が近くの人に紹介するなどして、その人が孤立しないようにしてあげましょう。
両親は末席にしないとダメなの?
両家の両親はそれぞれ末席にというのが結婚式の席次の基本。これは、もともと「家」が結婚式を主催していたから。でも、新郎新婦がすべてお金を出して結婚式を行う場合、両親も招待客とみなすのであれば、末席ではない席に座ってもらうというのも、悪くはないと思います。ただし、その場合は結婚式の冒頭で、新郎新婦が招待客に向かって、その旨をきちんと説明すること。説明なしでは招待客の中には「両親が上席とはなんと失礼な!」と思う人がいるかもしれませんし、両親も居心地が悪いでしょう。
招待客選びや席次は自分たちが招待客の身になって考えることで解決することも多いもの。すべての招待客が楽しく、心地よく過ごせるような結婚式を目指して下さいね。
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