さてここで、ブライダルインナーの種類について、説明しておきましょう。ブライダルインナーの代表格といえばスリーインワン。これはブラジャー、ウエストニッパー、ガーターベルトがひとつになったもの。胸をボリュームアップさせ、ウエストをきゅっと引き締めます。ガーターベルトが付いているのは、トイレへの行きやすさを考えてのことです。
このところ人気があるのは、ビスチェタイプのものです。これはブラジャーとウエストニッパーが一緒になったもの。スリーインワンのガーターベルトがないもの、と考えていただいていいかもしれません。
以上のどちらかでバストとウエストを補正し、お腹とヒップはガードルでカバーします。ぽっこりお腹を引き締め、ぺたんとしたヒップは丸く包んでアップさせるわけですね。ショーツを履いてからガードルを履く場合もありますが、最近ではショーツなしではけるタイプのものも多く、こちらのほうがすっきりとします。
このほか、ロングブラジャーやウエストニッパー、タップパンツなどもあります。ロングブラジャーとウエストニッパーはバストとウエストがアンバランスな人が使用することが多いようです。また、お腹をあまり締めつけたくないマタニティブライドにもおすすめです。
タップパンツはプリンセスラインのようなスカートが大きく広がったドレスの場合に、着ることが多いようです。スカートが広がったドレスの場合、ヒップラインは目立ちませんのでガードルを履く必要はありません。ですが、着替える時にショーツ1枚では着付け係の人に見られてしまうと恥ずかしいですよね。そのために履くわけです。また、ペチコートがまとわりつかず、足さばきが良くなるという役割もあります。
こんなドレスにはこんなインナーを
サイズや補正したい部位によってもそうですが、どんなドレスを着るかによってもインナーは微妙に違ってきます。先ほども少し触れたように、スカートがふんわりと広がったプリンセスラインのドレスなら、ガードルの替わりにタップパンツがおすすめ。
また、マーメイドラインやスレンダーラインなど体にぴったりフィットするドレスの場合は、ドレスにインナーが響かないということが大切。ですから、できるだけレースなどの装飾がないものを選ぶといいでしょう。
さらに、最近人気の背中がぐっとあいたドレスの場合は、インナーもVバックのものを。動いても見えないかどうか、きっちりと試着をして選んでください。