適正な画面サイズとは?

映画を視聴する際の適正な画面サイズは、かの有名な映画監督、ジョージ・ルーカス氏を起源とする「THX」が、「画面の横幅が視野角の36°~40°」を推奨しています。 

根拠は、ハイビジョン画質において、テレビ画面の画素や粗が見えない範囲で、映像サイズが最も大きくなる値。つまり、画質と臨場感を最大限に両立できる基準と考えると良いでしょう。

視聴距離から適切な画面サイズを選ぶ

すでにお気づきかもしれませんが、「画面の横幅が視野角の36°~40°」は、画面の大きさと視聴距離の関係で決まります。

もし、今からテレビを購入するなら、まず、設置する部屋で、テレビの設置位置と視聴位置を決め、その視聴距離に応じた画面サイズを計算するのが理想的です。

計算式はちょっと複雑なので、畳の短辺である90cmを目安に、画面の横幅が視野角の36°となる視聴距離と画面サイズの関係を一覧表にしてみました
(筆者鴻池は、40°は少し大き過ぎで、36°が適切と考えています)。

■視聴距離 / 適正画面サイズ
90cm / 26インチ
180cm / 52インチ
270cm / 80インチ
360cm / 105インチ
 

画面サイズから適正な視聴距離を計算する

もし既にテレビをお持ちの場合は、テレビの画面サイズに応じた視聴距離を確保しましょう。

計算式はちょっと複雑なので、現在発売されているテレビ画面サイズ毎に、画面の横幅が視野角の36°となる視聴距離を一覧表にしてみました。

■画面サイズ / 適正視聴距離(約)

26インチ / 90cm 
32インチ / 110cm
37インチ / 130cm
42インチ / 140cm
50インチ / 170cm
57インチ / 200cm
65インチ / 220cm 
103インチ / 350cm
 

ご注意!映画とテレビ番組の違い

映画の映像に比べ、テレビ番組の映像は動きの激しい場合があります。例えば、バラエティー番組などでは、カメラを上下左右に大きく動かすような演出もありますね。このような映像を、先に挙げた最大に近い画面サイズで視聴すると、乗り物酔いのような「動画酔い」を起すケースがあります。

テレビを見るときや、気分が悪くなりそうな時は、少し後ろに下がれるよう、テレビと視聴位置のレイアウトに気をつけてください。例えば、視聴位置の直ぐ後ろが壁では、困った事になってしまいます。

筆者鴻池のおすすめは、少なくとも、適正視聴距離からさらに20%以上の余裕を確保しておく事です。

今回の一覧表に挙げた以外の画面サイズや、プロジェクターなどによる特大画面サイズと適正視聴距離の計算は、以下、筆者鴻池の私設サイトで自動計算できます。是非ご活用ください。

【関連リンク】
視聴距離から、THX推奨の最大スクリーン投影サイズを計算する



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