岩手、福島、群馬の豊かな自然の中で育てられている「やまと豚」がそれ。
活性水飼育で丹精こめて育て上げられた豚肉は、きわめてクリーン、きわめて健康、きわめて柔らかで風味豊かな仕上がりが自慢。
このスペシャルな豚ちゃんとそれに合った日本酒&焼酎&ワインを、手頃な価格で楽しめるお店が銀座にある。
店名は『豚肉創作料理 やまと』。
美しいこの身! |
通常すっぽんの丸鍋で使用する厚手の鍋に、クコの実などの漢方スパイスが入った、紹興酒100%のスープが張られ、これを沸騰させ、やまと豚のロースとバラ肉、季節の野菜をしゃぶしゃぶして食べるというスタイル。いかにも「ききまっせ~」といわんばかりの勢いだ。
とはいえ、やまと豚の肉質はやわらかくしっとりとし、脂身は甘味があって実に軽やか。実のところ脂身がかなり苦手の私でも、さらっとした口当たりで、バラ肉をがばがばいってしまったくらいだから、ご想像がつくでしょうというもの。
もちろん、丹精こめたやまと豚とこの秘伝の(?)紹興酒漢方スープには、こんな効用がある。
「食欲不振、腰痛、肩こり、精神不安定、冷え性、低血圧、動脈硬化、高脂血症、肌荒れ、末端の血行促進、精力減退、風邪、肝臓障害、ストレス、気管支炎、貧血、強壮、肝機能の滋養、腎機能の滋養、頭痛、めまい、倦怠感・・・」
と、いやはやすごい。
20名程度から、貸切もできる |
実際食べてみると、濃そうに見えるスープのイメージよりは、ずいぶんあっさりした味わいで、とにかく豚肉のしっとりした旨味と、脂身のコリッとした歯ごたえが、たまらなく美味しい。体の芯から元気に、さらには、身体の悪いところがじんわり癒されるような感じさえしてくる。
さて、もちろん、お酒も百薬の長。
この鍋には、何を合わせようかと悩んだところ、これこれ、これにしましょうと注文したのが、いまや焼酎好きにも初心者にも大人気の、しそ焼酎『鍛高譚(たんたかたん)』。
北海道、白糠町の特産のしそをベースにした、とても飲みやすい焼酎だ。
アルコール分20%なので、ロックにすると氷が溶けてちょうど日本酒くらいのやさしい度数になる。
ふわっと心地よく、涼しげに香るしその香りと、原料に使われているデーツ(椰子の実)からくるやわらかい甘味が、口当たりよく、あとを引く味わいになっている。
ソーセージ盛り合わせも美味 |
さらにさらに、実際、しその効用は、抗酸化作用、消臭作用、血中アルコール分解促進作用、タバコのニコチンやタールを薄める作用、刺身の解毒制菌作用を利用して食中毒を防ぐ、アレルギー抑制などの働きがある。
ということは、このやまと豚「不老長寿鍋」と『鍛高譚』をあわせれば、もう怖いものなしというわけだー。
ちなみに同じ造り手の、こんぶ焼酎『黄金譚(こんかねたん)』(北海道礼文島特産こんぶ使用)もオンリストされている(これ、なんか出汁を飲んでるみたいで、おもしろい)し、リストにはないが、このメーカー、じゃがいも焼酎『伍升譚(ごしょたん)』 (北海道美瑛町特産じゃがいも使用)というシリーズ物も造っている。
さあ、この冬は、寒さと不景気風に負けないように、この「やまと豚 不老長寿鍋」と「しそ焼酎 鍛高譚(たんたかたん)」で、元気ときれいを、たっぷり吸収しよ~う!
こりこりさくさくのミミガーサラダ |
P.S. 『豚肉創作料理 やまと』には、この他、自家製骨付きハムとパルマ産サラミの盛り合わせ(1,180円)、やまと豚ミミガー・山ごぼうと温泉卵のハリハリサラダ(680円)、やまと豚フィレ肉とグリュイエールチーズの重ね焼き(900円)、アイスバイン(骨付きすね肉の煮こみ)2、3人前(2,980円)などなど、たくさんのメニューがあり、3,800円、4,800円、5,800円のコースもあります。
飲み物も、一の蔵1合(880円)、濁河1合(800円)など日本酒、瑞泉(4合4,800円)、閻魔(4合3,800円)など焼酎、もちろん、各種ワインもあります。
実を言うと、「不老長寿鍋」、カリフォルニアのピノノワールにもすっごくよく合いました。フフ。
■『豚肉創作料理 やまと』(03-5159-9751) 東京都中央区銀座2-6-1 中央銀座ビルB1 営業時間 ランチ [平日] 11:30~15:00(L.O.15:00)※ ディナー [平日] 17:00~23:00(L.O.22:00) ディナー [日祝] 17:00~21:30(L.O.20:30) ※ランチは平日のみ |