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短期投資の甘い罠を知らない投資家たちへ(2ページ目)

正気なところ、短期投資は魅力的に見えることが多いと思います。場合によっては1日で月の給料分を稼ぐことができたり。でも、その裏には甘い罠があることを知っていますか?

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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理由その3 みんなができるとは限らない 

いくらパソコンがあっても、みんなが出来るとは限らない。それが短期投資。

いくらパソコンがあっても、みんなが出来るとは限らない。それが短期投資。

もう1つ、短期投資がオススメできない理由として、誰でもできるわけではないということが挙げられます。特にデイトレードやスキャルピングなど、ほんのわずかな株価の動きを狙っていくような手法でトレードをする場合、何が重要になってくるのかというと、タイミングを見計らうセンスです。

このセンスは先天的なものなのか、後天的なものなのかという問題もありますが、おそらく後天的なものである場合が多いと、個人的には考えています。経験を積むことで、少しずつセンスが磨かれ、鍛えられていくのだと思う反面、自分の物にするまでには相当の回数のトレードをする必要があるでしょうし、努力をすることも大切だと思います。

もちろん、頭ではわかっていることなのですが、実際に経験を積む中では勝つことばかりではありません。負けることもあるので、そうなると資金がなくなってしまうこともあります。

さらに怖いのは、モチベーションが下がってしまうことです。「やっぱり駄目じゃん」と思ってしまったら、その時点で経験をコヤシにしようという意気込みもなくなるので、その先の成長はありません。

モチベーションを保つ一番の方法は、勝つこと。つまり利益を出し続けることですが、「続ける」というのは相当難しいことでもあります。トレードをしていると、何回かは調子よく勝つことができますが、それを継続させることはほぼ不可能。どんな優秀なトレーダーでも、いつか必ず負けるときがあるのです。

そういったことを知らずに、負けたことに関してクヨクヨしたり、ショックを受けてやめてしまうことが多いのが実情なのです。

結局はセンスを身につけるためにトレードをする。しかし負けることがあるから、モチベーションが下がり、途中でやめてしまう。結果センスが身につかないという、負のスパイラルができてしまう可能性があるわけです。もちろん、その逆パターンもあって、おそらくそういう人がトレードで勝てる人になるのではないでしょうか。

短期投資をするのであれば、今回紹介したようなことを理解することが求められてきます。「勝てる人」、「勝ち続ける人」になるには、根本的な部分の理解が必要不可欠だと思います。
 

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