ほんのり甘いパンにパンチをきかせる3種類のソースたち
注文をうけてから生地をのばし、釜にいれて短時間で焼き上げるアンデスパンは、素朴な見ためながら、かみしめるごとに甘さが広がる、ふわりとやさしい口あたり。「クラシコパン」をベースに、乾燥オレガノをふりかけた「オレガノパン」、フレッシュのにんにくをちらした「ガーリックパン」、チーズをのせて焼きあげた「チーズパン」、白ゴマをまぶした「セサミパン」がある。
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左が「オレガノパン」、右が「クラシコパン」。大きさは直径20センチほどで、見ためはまるでインドのナンのよう。好みで黄、緑、赤と辛さの度合いが異なる3種類のソースにつけて食べるのだが、このソースがまたなんとも美味しくて、パンが足りなくなってしまうほど!どのソースにも数種類の唐辛子を加えて辛さにグラデーションをかけているため、深みのある辛さが楽しめる。さすがは唐辛子の原産地、唐辛子の活用術はさすがでございます。
ソースはパンのほか、さまざまな料理のアクセントとしても大活躍。ペルー料理というと、辛いという印象があるかもしれないが、基本的にペルー料理はさほど辛くはない(確かに、時々ものすごく辛い料理もあるけれど)。料理自体にはものすごく辛いというものはなく、添えられるソースで辛さを調節するのが一般的。
ペルー料理は日本人の味覚にも合いやすい!
ペルー料理は、スペイン料理と似通った料理が多く、魚介類が豊富に使われ、煮込み料理も多いため、日本人にとっては食べやすい料理ではないかと思う。
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色鮮やかで盛り付けも洗練された料理の数々。ペルー料理ってあまり印象がないし、単調な料理が多そうで…と思っているあなた。実は、ペルー料理は南米のなかでも洗練されているといわれ、昨今注目されている健康食材の「キヌア」や「マカ」の原産地。また、じゃがいもをはじめ馴染みのある野菜の原産地でもある。
さらには、「ミラフローレス」の料理は研ぎ澄まされたプロの味。かなりの実力者といえるペルー料理を、ぜひ一度騙されたと思って口にしてみてはいかがだろうか。その馴染みのある味わいにハッとさせられること請け合いである。
なお、パンは基本的にディナーと週末のランチ時に注文できるのだが、時折用意ができていない場合もあるため、パンを希望される場合は事前に連絡しておくことをおすすめします。
■ペルー料理 恵比寿「ミラフローレス」
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-30-14 エコー代官山2F
TEL:03-6416-9898
営業時間:11:30~15:00 17:00~23:00
定休日:無休
交通・アクセス:JR恵比寿西口、東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩5分、東急東横線代官山駅より徒歩5分
地図:Yahoo!地図情報