ブルガリアってどんな国?羊を放牧させるために移動させる田舎町の朝の光景ブルガリア共和国は、南はギリシャとトルコ、南はルーマニア、西はマケドニアとセルビア・モンテネグロ、東は黒海に接するバルカン半島の東部に位置する国。日本の3分の1ほどの面積をもち、人口は神奈川県と埼玉県の中間の770万人くらい。芸術の街プロヴディフでは街のあちこちの壁に絵が描かれている。国土の中央には東西にバルカン山脈が走り、この山脈を境に南は温暖な地中海性気候、北は冬冷え込み夏暑さが厳しい気候と、大きく2つに分かれている。実際にバルカン山脈をバスで越えたときは、その違いがおもしろいほどに体感できた。そうそう、バルカン山脈といえば夕日。山脈に沈むと夕日がとにかく美しかった!夕日に見惚れていて、写真におさめられなかったことが、ホントに悔やまれる・・・。ブルガリア料理って?!さて料理。ブルガリアは、「ヨーロッパの火薬庫」といわれたバルカン半島に位置し、様々な国の影響を受けていることもあり、料理もひと言では言い尽くせないほど多彩だ。ブルガリア料理の特徴を強いていうならば、チーズやヨーグルト、パンを主とした遊牧民の料理に、ギリシャ、ロシアなどの料理が融合されたとでもいえようか。屋台料理として有名なひき肉の炭火焼「ケバブチェ」と「ビーンズサラダ」。ハーブやスパイスなどをたくさん使うのだが、けっして辛すぎずクセもない。ブルガリア料理ってどんな味?と聞かれたら、日本でいう「洋食の味」と答えるのが一番しっくりとくるかもしれない。トマト、なす、ピーマン、じゃがいもなど日本でおなじみの野菜をとにかくたっぷりつかい、「煮る」「焼く」という調理法がほとんど。とても食べやすい料理ばかりだ。しかしながら、ブルガリア料理にはあっと驚く調理術があったり、日本ではあまり馴染みがない「チューブリッツァ(英名Savory)」というハーブを多用したりと、洋食の味とは一線を画す料理がたくさんある。驚くことがたくさんあったブルガリア。さて、なかでも一番印象深かったことは?!次のページへ!前のページへ123次のページへ