カリッと香ばしいナマズの身に甘辛酸っぱい味がじゅう~としみこんでいる!ナマズをたっぷりの油で揚げている。となると、う~む、これはさぞかし油を吸ってしつこいのだろうな・・・とおもいきや、食べてみるとパリッパリで香ばしく、全然油っぽさを感じない。香ばしいナマズの身に、タイお得意の甘辛酸っぱく仕上げたマンゴーサラダの味がしみこんだところを食べると・・・お、おいしい!とても旨みがある。さらにパリパリのところと、汁を染みこませたところを一緒に口に入れると・・・カリカリ&じゅぅ~。口の中がタイワールド。何とも不思議な食感と味に満たされる。サクサクに揚げたナマズの身とシャキシャキのマンゴー、カリカリのナッツ、そしてさっぱりとした甘辛酸っぱい味。こんな最強の組み合わせがあったなんて!初めてこの料理を食べたときは、タイの調理術に本当に舌を巻いた。タイでは、ナマズはぶつ切りにして調理することが多く、たいてい小骨が気になって食べにくいことが多いのだが、この和えものは骨をのぞいて調理してあるので食べやすいこともあり、ナマズ料理のなかでも私は特にこの料理を気に入っている。店によってものすごく辛いときがあり、時々口をヒーハーさせながら食べることもあるけれど、それもまたよし。食後の爽快感がクセになる。私が料理を食べてパワーがついたなぁと感じるときは、辛いものや温かいものを食べて汗をかき、そして体の中がぽかぽかしてきたとき。滋養強壮効果があるといわれる食材は、たしかにその効果はあると思うが、即効性に関してはどうだろうか。即効性がある食材なんて実は少ないのかもしれない。もしパワフル食材を食べてすぐに元気になったというのなら、それは食材の力というよりも、その食材を食べたという満足感のほうが大きいように思う。パワーアップすること。それは結局、“心身ともに爽快感が得られるかどうか”が大きいのではないだろうか。辛くて酸っぱくてほんのり甘いタイ料理は、食後に心地よい爽快感を運んでくれる。疲れたときにうなぎもいいけれど、たまにはタイのナマズ料理を食べて、心地よい汗とともにパワーアップしてみてはいかがだろうか?■その他のタイのナマズ料理左:ナマズの炒め物 右:ナマズのスープ■タイレストラン「ミャオ」所在地:神奈川県横浜市中区若葉町2-30-7 TEL:045-243-0168営業時間:12:00~翌8:00定休日:不定休(営業時間が前後したり、休日がまちまちですので、来店の際にはご確認下さい。)交通・アクセス:京浜急行線日ノ出町駅より徒歩7分、横浜地下鉄線伊勢崎長者町駅より徒歩7分、JR関内駅より徒歩15分地図:Yahoo!地図情報 ※この店以外にも、ナマズ料理を出しているところは多いですので、ナマズ料理を見つけたらチャレンジしてみてくださいね!前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。