中でも、ほんのり甘くて独特の香りがたまらない、野菜がたっぷりはいったタイカレーは人気が高く、いまではすっかり定着しました。
ひと口にタイカレーといっても、肉、魚、野菜だけのカレーがあったり、色も様々でその種類は豊富。タイでは、家庭の数だけカレーがあるといわれています。
今回、都内のレストランで食べられる代表的なタイカレーをご紹介したいと思います。
■グリーンカレー(ゲーン キョーワン)
グリーンカレー(ゲーン キョーワン):野菜とハーブがたっぷり! |
辛さは、激辛のプリッキーヌー(小粒の青唐辛子)がたっぷりはいったペーストを使うので激辛。しかし、ココナツミルクが入っていることもあり、クリーミーで食べやすいのが特徴。(お店によってココナツミルクの量にかなりの違いがあり、激辛といっても、それほどでも・・・と思うこともよくあります。)
具材は、鶏肉、ナス、バジルベースがほとんど。鶏肉のかわりに海老、牛肉、豚肉の場合もあり、そうめんにかけて食べることもあります。
■レッドカレー
ゲーン ペッ
ゲーン ペッ:豚肉、タケノコ、パイナップル入り。ココナツミルクがやや大目のタイプ |
具材は豚肉、合鴨、鶏肉など肉類が一般的。(海老を使うこともたまにあります。)これにパイナップル、バジルなどを加えます。地方によっては、ゴーヤや空芯菜を入れるところもあります。
ゲーン マッサマン
ゲーン マッサマン:鶏肉、じゃがいも、ピーナツ入り |
辛さは控えめで、パームシュガー(椰子の砂糖)で甘みをつけているのが特徴。とろとろの玉ねぎとゆでたピーナッツは、タイカレー初心者にも安心な優しい味です。
パネーン
インドの典型的なスパイスにこぶみかんの葉を加えた、水分が少なめでほんのり甘い南部の伝統的なカレー。牛肉や鶏肉にピーナツを加えるのが一般的のようです。
ゲーン パー
ゲーン パー:野菜とクラチャイ(写真では細くて長いもの)がたっぷり! |
鶏肉などの肉にナス、タケノコ、ベビーコーン、さやいんげんなどの野菜がたっぷり入っているのが特徴。“クラチャイ”という、しょうがとみょうがを合わせたような独特の香りと苦味、シャキシャキとした食感のハーブ(根)がアクセントに。
■イエローカレー
ゲーン カリー
シナモン、クローブといったインドの香辛料をペーストに使った、日本でも馴染みのある味わいのカレー。辛さは比較的マイルド。骨付き鶏肉、豚肉、じゃがいも、ピーナツ、玉ねぎが使われることが多いです。
ゲーン ルアン
ターメリックで色付けし、ココナツミルクが少なめで辛くてしょっぱい南部のカレー。魚やたけのこなどを使うのが一般的。
■ゲーン ソム
ゲーン ソム:青魚とタケノコ。激辛! |
タイカレーは、地方によってココナツミルクを使ったもの使わないもの、汁気の多いもの少ないもの、インドの影響を受けたものなど、本当に種類が豊富。今年の夏は、ぜひいろいろなタイカレーに挑戦して、お好みの“ゲーン”を見つけてみてください。
都内の有名タイ料理店情報
タイ料理レシピ
カレーについてはこちらを
<南インドカレーが食べられるお店> ~ ガイド記事より ~
東中野 カレーリーフ
京橋 ダバ・インディア
東池袋 A・RAJ