先日、カレーが大好きでよく食べ歩いているという男性の友人に、どこかいいお店はないかと聞かれたので、とある南インド料理店を紹介しました。友人といっても、年齢は40代後半のかた。ある程度経済的にも余裕がありフットワークも軽いときているので、これはインパクトのある店でないとダメだとおもい、少しベクトルの違う“カレー系”料理を勧めることにしました。
数日後、早速彼からこんなメールが届きました。

“いや~、あの店は面白いね。インド料理にもあんな料理があったんだ!”とはじまり、最後には“南インド料理最高!”。
紹介したわたしまで嬉しくなってしまうほど、気にいってもらえたようでした。

カレーとひと口にいっても、喫茶店や専門店のカレーライス、インド料理店でナンと食べるカレー、各国料理店のスープ状のカレーなど、その種類は豊富です。
たったいま、“インド料理店でナン”という表現をしましたが、インド料理ひとつとっても、ナンと食べることの多い北とライスと食べることがほとんどの南では、料理自体まったく違うものとして確立しているのです。
インドは広大な多様性国家。地域によって気候や民族、経済などに相違がある分、食文化もおのずと別物になってくるのは当然のことなのでしょうね。
(写真は南インド料理の軽食“ワダ”という豆粉を揚げたものです)


インド料理というと、とかくカレー一辺倒だとおもわれがちですが、北と南で全然料理がちがうことを考えると、カレー=B級グルメといわれた時代はもう古い?!のかもしれません。インドにはまだあまり知られていない、底知れぬ美味しさがひそんでいるからです。
東京にこれだけ未知国の料理が登場しているのであれば、他国にくらべてなじみの深いインド料理の奥深さをぜひ知っていただきたい!!
少し強い言いまわしになってしまいましたが、正直いいまして、私自身北インド料理を食べると最近胃が重たくなってしまうので、ここのところずっと南インド料理ばかり。
身をもってスパイス使いや素朴さなど、知れば知るほど日本人の味覚に合うとおもえてならないのです。

ということで、B級グルメを卒業した男性に、ぜひA級のカレー系料理を知っていただきたいという気持ちを込めて、今回南インド料理「A・RAJ」をご紹介したいとおもいます。