「エノテカノリーオ」の斉藤典生シェフとの対談!
「王様のブランチ」でも紹介した「ホタルイカとルッコラのリングイネ」。 |
来栖:以前は神楽坂にお店があったんですが、そこにボクが初めて行ったんですね。それで、そのあとここに何回か来たんですけど、その時はシェフがたまたまいなかったんですよ。それがですね、今年1月の「王様のブランチ」(とんかつ特集)に出演した次の日に、ボクがたまたま予約を入れていたんですね。そしてお店に入ったら、いきなり入口にシェフが立っていて、「来栖さんですよね?」と話しかけられたんです。
斉藤:そのとき初めて顔をあわせました。それまで、顔が分からなかったんですよ。女性だと思っていたから。たまたまブランチを見ていたんです。
「小海老とフレッシュトマトのニョッケッティ」。これも「王様のブランチ」の「パスタ特集」で紹介しました。 |
斉藤:知っていましたね。でも、来栖さんていうお名前じゃなくて、本名のほうで。
来栖:予約はずっと本名で入れているので。基本的には他のお店もそうです。それでもバレている店もあるんですが、あまりバレないですね。特にコースだったりすると、食べる量もあんまり変わらないですしね。ア・ラ・カルトだと、かなり目立っちゃいますが(笑)。
斉藤:普通は、そんな若い方だと思わないから。
来栖:それは、あるみたいですね。
斉藤:あと、こんなに食べられるの?って。
来栖:みんなに言われますね、それは(笑)。
─1月にお逢いしてから、一緒にお食事に行かれたりするように?
来栖:そうですね。ここのお店はボクのかなりのお気に入りなので、しょっちゅう来てたんですよ。それでいろいろお話ししているうちに親しくなって、食事にも行くようになりました。とにかくここは、人に最もおすすめしやすいお店なんですよ。値段も高くないし。高いお店でおいしいところは他にあるんですけど、なかなか一般の人には奨められないです。予算とかもあるから。でも、誰にでもすすめられるんですよ、ここなら。特に春の時期がボクはいちばん好きですね。2ヶ月くらいで5、6回は来てます。特に香りがいいんですよね、この時期は。
次ページは、シェフが料理をはじめたきっかけについて。