ジビエの王様「熊肉」

外観
これが外観。何とも風情と伝統が感じられる店構え。
秋~冬はジビエの季節ですが、やはりジビエは冬の脂の乗った時期が最高。特に国産のジビエは、この時期一度は口にしたいところですよね。そこで今回は日本が誇る最高のジビエを御紹介! ジビエと言えば「鳩」「雷鳥」「鹿」「鴨」「猪」「兎」など多数ありますが、ジビエをウリにしているレストランでも、あまり見かけないのがレア食材である「熊肉」。

特に「鯖街道」付近の山奥地で狩ることの出来る「月の輪熊」を食されたことのある人はそう多くはないでしょう。熊の好物である「木の実」が豊富な産地に生息する熊の冬眠入りする前の肉質は、まさにキング・オブ・ジビエと言っても過言ではない品格の高い美味しさがあります。そんなレアで極上の熊肉と、これまた厳選された猪、さらには蝦夷鹿ではない地元の鹿肉まで一挙に食べられる名店が、冬の時期の「比良山荘」なのです。


山地が生み出す極選食材

だいだい酒。
食前酒は「だいだい酒」。熟した柑橘系果実のブーケが漂います。
「比良山荘」は夏の鮎料理が一般的に知られているとは思いますが、麻生的にはジビエがたっぷりと味わえる「冬」が一番オススメです。というのも、比良山荘のある坊村付近は、安曇川の天然魚はもちろん、看板料理である「山の辺料理」という地元の山の幸をふんだんに使った料理が真髄。特に冬の時期は川の幸である「鯉の白子」「天然鮎」、山の幸である地元の「猪」「鹿」「熊」が存分に堪能でき、山と川の両方の食材を惜しげもなく味わえるのです。

なお、比良山荘は「山の辺料理」で有名な料理旅館なのですが、料理だけの利用も可能。とはいえ、関西トップクラスの伝統ある和風オーベルジュですから、料理を食べるだけではなく、お腹がいっぱいになった後は、御夫婦でゆったりとお宿に泊まるのもいいでしょう。特に冬の「比良山荘」は、雪が降ると何とも優美で風情たっぷりの雪景色を魅せてくれますから、ご宿泊を兼ねてのご訪問をおすすめします。

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