『経産省の山田課長補佐、ただいま育休中』(日本経済新聞社)の著者・山田正人さん |
子どもはパパを受け入れてくれるのか、確かめたかった
山田さんが、自ら育休を取ろうと思ったのには、もうひとつの理由があったそうです。「もともと子どもが好きなんですけどね、最初の双子は自分にはなついてくれなかった。それは自分が男性だからなのか、または自分が双子の育児をしなかったからなのか、それを確かめたいというのがありました」
また、仕事を休むというのは、いろいろな意味で決断がいること。山田さんは、どのように考えたのでしょう。
「職場で働いていると回りの評価が気になりますよね。実力以上に評価されたいという気持ちにもなるものです。でも、私は実力程度、分相応に評価されればいいと思いました。
育休は1年間取らずに短くして、保育園に預けるという選択肢もありました。もちろんいろいろな考え方があっていいと思いますが、私たちの場合は、おすわりできるくらいまでは、自分たちで育てたいという思いがありました」
3番目のお子さんは10月終わり頃のお誕生。翌年の4月ではまだおすわりも満足にできない頃というのも、パパが育休を1年間にしようと思った理由の一つだったようです。
→「山田パパの育休生活と職場復帰」はこちら
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