「自分探し学習」がテーマ。東邦大学付属東邦高校
学習、部活動ともバランスよく力を入れ実績につなげる私立高校が多くなってきた
「自分探し学習」を教育テーマとし、勉強や部活動、生徒会活動などを奨励。考古学部ではふだんの県内遺跡の研究をはじめ、夏休みに各地の遺跡や大学などを訪問し、毎年学術雑誌「東邦考古」を刊行。この雑誌は、全国の高校で唯一国立国会図書館から雑誌コードを付与された定期刊行物として知られる。
弱電部では電気自動車の開発、ゲームのプログラミング、電子工作で回路の設計・製作などに取り組む。水泳部は中・高あわせて100名超の大所帯。関東大会男子400メートルリレーで第二位の実績など県内の強豪校となっている。スキー部はクロスカントリーで男子リレーが優勝するなど各大会での実績をもつ。このほか弓道部、ハンドボール部、陸上部など多くの部が外部大会で活躍している。
生徒の豊かな学習の地となるキャンパスは50,948.9平方メートル。柔道場、剣道場、バスケットボールコートなど各競技場を備えた2階建ての第一体育館。温水プールを備えた第二体育館。美術室・陶芸室を備えた美術棟。セミナー館にはカフェテリア、視聴覚大ホール、6つの特別教室、IT教室、300ミリの反射式望遠鏡や128ミリの屈折式望遠鏡などを設置した天体観測室などが集合している。このほか図書館やグラウンドなど施設・設備が充実。
堅実で落ち着いた校風で、学習や部活など、自ら一生懸命取り組むことのできる生徒に適した学校といえよう。