筑波宇宙センターへの見学など、多様な学びを展開
2学期制。65分授業。隔週土曜授業を実施。始業前や放課後、長期休暇中には英・数・国を中心とした実力養成講座を開講している。高1は国語が週5時間、数学・英語が6時間など主要科目に重点を置いた共通カリキュラムで、教養と基礎学力をしっかりと養成。高2以降は文系・理系に分かれ、高2は文理ともに国語・英語・数学は週5時間、文系は理科2科目・社会2科目、理系は理科3科目、社会1科目となる。高3は志望する分野を深く学び、実戦力を身につけるカリキュラム。文系志望者にも選択科目で数学や理科などを設置、センター試験に対応するなど個々の志望により柔軟な時間割を組むことが可能だ。
また、2004年度より文科省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校、および県教育委員会「進学指導アドバンスプラン」指定校として科学教育、進学指導に力を入れている。その活動として、SSH対応授業のほか夏休みに筑波宇宙センター等への見学や校外フィールドワークなど“サイエンスツアー”の実施、SSH講演会の開催、卒業生を招いての進路懇談会や大学教員による出張講義など、多様な学びの機会を設けている。(※SSHは2004年度より3年間、2007年度より5年間の指定期間。)
県立浦和第一女子高校の大学進学実績
国公立では東大2名、埼玉大11名、千葉大8、お茶の水女子大6名、筑波大8名、東京学芸大11名、東京外語大6名、北海道大・横浜国大各3名、一橋大7名、東京農工大5名など。私立では早稲田大91名、立教大119名、明治大105名、東京理科大53名、日本女子大51名、法政大38名、中央大23名、慶應大33名、津田塾大20名、東京女子大20名、上智大28名、芝浦工大18名などとなっている(以上、2010年度)県立浦和第一女子高校の入試傾向
募集人員は360名で2010年度より40人減。前期・後期とも学力検査を重視した選抜を行う。前期募集人数は全募集枠の75%。第1次選考の学力検査:調査書=6:4で前期募集人数の60%を選抜、第2次選考は7:3で残りの40%を選抜。後期募集人数は全募集枠の25%で、選抜方法は前期と同様。(2011年度)2010年度前期募集の志願倍率は2.34倍、後期は3.30倍。2009年度の前期は5.68倍、後期は1.74倍。入試制度が変わったため比較はできないが、高倍率で推移していることに変わりはない。
豊島岡女子学院高(東京都)、栄東高(共学)、浦和学院高(共学)、淑徳与野高(女子高)などの併願者が多い。