結婚できないのは誰のせい?
現代男女が結婚できない理由について、非常に深く、かつ多角的に考察してる一冊。 |
そんな衝撃的なフレーズが物議をかもしながらも、現代の結婚事情を鋭く斬った著書「結婚の条件」が、一世風靡した心理学者の小倉千加子さん。
7年ぶりにその続編とも言える、「結婚の才能」を発表。つい先日、インタビューする機会にも恵まれた。本書ではもちろん、インタビューにおいても小倉さんは、“結婚したいのにできない現代男女”について鋭くえぐっていて、かなり身につまされた!
“婚活”しないと結婚できないと言われる時代、なぜ、結婚できない男女が増えているのか? その根源的な理由をえぐりだしている。未婚女子としては、心の奥のパンドラの箱を開けられたようで……そうとう痛い! けれど、不思議と痛気持ちいいのは何でだろう……。
今を生きる独身男女は、「決して、結婚したくないわけじゃない。結婚したいのになぜかできない」という。その迷路から抜け出すのはかなり難しい。そういうと、小倉さんは……
「今の女性はメディアの影響もあって、いくつになっても恋したい、美しくありたいという思いが強すぎる。一方、早く結婚しないと子供が産めなくなるぞ、という従来の価値観をつきつけられてもいる。両者の間で引き裂かれているのね。しかも、日本は高度消費社会だし、おひとりさまが楽しい。リスクを背負ってまで結婚しなくてもいいやと思っている」
結婚できないのは自分だけのせいじゃない。急激な時代の変化や、社会、親、メディアの犠牲でもあるという。
「ただ、話を聞くと、みんな欲張りなワリに受け身ですよね(笑)」とも。
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