高大連携教育で生徒の意欲向上
単位制。3学期制・週6日制。50分授業で6時限まで(週1日は7時限。土曜は4時限まで)。「浦和高校新世紀構想」を打ちたて、学力育成・進学指導を中心とした教育改革に取り組んでいる。その一つが単位制で、一人ひとりの志望や興味・関心に合わせて基礎から発展的学習まで選べる多様な科目を設置。高2から文系・理系に分かれ、受験対応の授業をはじめ、「近現代文学研究」、ヴィトゲンシュタインを読んだうえで各自のテーマで論文を作成する「倫理講読」、「解析学入門」「探究化学」など大学での学問・研究の入門的な授業も幅広く設置、大学のゼミを意識し少人数授業により討論や論文作成などを多く取り入れる。
「新世紀構想」の二つめの目玉は高大連携教育。2000年より埼玉大学での聴講制度を開始、加えて現在では通信衛星を利用した東京工業大学の講義視聴制度も行っている。また、社会の各分野で活躍する卒業生による特別講義「麗和セミナー」は最先端の情報・知識を得る機会となり、生徒の意欲向上、進路志望研究に大いに役立っている。
「新世紀構想」の三つめは国際教育。姉妹校提携であるイギリスの男子パブリックスクールの伝統校・ホイットギフト校への長期留学制度などを実施。この制度を利用してロンドン大学に進学した生徒も。
県立浦和高校の大学進学実績
国公立では東大29名、筑波大24名、千葉大20名、横浜国大15名、東北大13名、東工大12名、一橋大8名、京都大7名、埼玉大・北海道大各6名、東京学芸大・東京農工大各5名、防衛医科大3名など。私立では早稲田大159名、明治大137名、東京理科大94名、慶應大84名、立教大56名、中央大45名、法政大30名、上智大19名、日本医科大・慈恵医科大・順天堂大(医)・昭和大(医)・聖マリアンナ医科大各1名など。