出会いを熟成させる力こそ、大人女子の強み
現在の永作人気のきっかけとなった作品。本作で永作さんと共演した松山ケンイチは舞台挨拶の際、「本当に色っぽい人。ぞっこんです」と語った。 |
そこで、永作さんは、時を待った。能動的に待っていたのか、受動的に待っていたのかは分からないけれど、とにかく、せっかく出会えた彼との関係を焦らず、早急に結論づけずに、“あいまいなまま置いておいた”のではないかと思う。そこに永作さんの懐の大きさや余裕を感じた。
先の見えない関係をあいまいなまま置いておくって、そろそろ人生の全体図を手に入れておきたい30代後半の女性にとってはなかなかできないこと。だけど、それって実はとても大切なことだと思う。
「誰でもいいから一刻も早く結婚したい」という女子は別にして、「心から好きだと思える人と一緒に生きたい」という私たちにとって出会いは質こそが重要。直截的に結婚につながりそうな出会いだけを求めてばかりいると、どうしても耐力が失われて、本質からズレてしまいがち。すぐには恋愛や結婚につながりそうになくても、さまざまな人との出会いや関係性を受け入れて、熟成させる力をもつことが、最終的にはいい恋愛や結婚につながる術なんだと思う。
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