ケース4: キャリー
バツ2男との恋は、いたるところに地雷がある。
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<運命の男>を探しながらも、ついついダメな男と寝てしまったり、誠実で愛情深いベストパートナーが見つかったと思いきや、結婚する決心がつかなくて別れたり、同世代で同業の男と付き合いキャリアに嫉妬されて破局したり、世界的な芸術家の恋人を追ってパリに行くものの、彼のペットのように扱われることに嫌気がさして逃げ出したり……。
ありとあらゆる恋に心身を真摯に費やし、何度傷ついても、また立ち上がって新たな恋にとびこんでいく。
キャリーが長く深い恋の旅の果てに、結ばれたのはミスター・ビッグだ。ふたりの恋は、苦い事件が多すぎた。どれだけ傷ついても、何度壊れても、また不思議と結ばれてしまう2人の関係は、運命と呼ぶよりも、腐れ縁と呼ぶほうがしっくりくるかもしれない。
そんなキャリーとビッグも、ここ4年の交際は安定していた。ある日、キャリーの引っ越しを機に、一緒に物件を買うことにもなった。しかし、自分がお金を出すというビッグの言葉にキャリーはふと考えた--。
「結婚という法的制度に守られていないのに、ビッグの家に住んでいいのだろうか?」そんな不安を彼に打ち明けると、ビッグは、「じゃあ、結婚しよう」とあっさり決断。あのバツ2の、プレイボーイの40男が?!
最初は信じがたく思うものの、最終的に落ち着くべき運命に落ち着いたことによろこぶキャリー。だけど、そこでハッピーエンドとは当然なるはずもなく。
「キャリーを愛している」と10年越しで確信したものの、バツ2男ならではのトラウマと地雷を数えきれないほど抱えている、ビッグがそう簡単に落ち着けるはずもなく--。