裁判員制度とは?

裁判員制度とは?

裁判員制度は刑事事件にのみ導入される

裁判員制度とは、一定の刑事裁判に国民の中から選ばれた裁判員が参加して審理に出席し、裁判官および他の裁判員と一緒に議論。被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑罰にするかを決定する制度です。

裁判員制度が導入されるのは、刑事裁判です。民事裁判には裁判員制度はありません。刑事裁判は、ある人が本当に犯罪をしたのかどうかを判断し、犯罪を行なったと認められた場合には、どのような刑罰を科すかを決める手続きです。刑罰を科すということは、国家がその人の自由や権利を奪うことを意味します。本当に犯罪をした人に適正な刑罰を科すことは、私たち国民が安全に暮らしていくために必要なことです。

しかし、もし間違って無実の人に刑罰を科してしまったら、その人の人生が台無しになるばかりか、その家族の生活まで壊されてしまいます。したがって、このようなことにならないよう刑事裁判では、本当にその人が犯罪を行なったことに間違いがないのかどうか、慎重に判断する仕組みが必要です。

市民参加の意義

裁判員制度のもとでは、さまざまな経験や知識をもった方々が、裁判員として、その理性と常識に照らして、「犯罪を行なったことについて疑問の余地はない」と確信した場合に限り、はじめて被告人は有罪になります。これまで裁判官だけで判断されていた刑事裁判に、私たち国民が参加することによって、より常識的かつ慎重な判断がなされることが期待されているといえるでしょう。