少女マンガの女王、一条ゆかり先生の恋愛に関する名著『実践!恋愛倶楽部』。マニュアルにありがちなキレイごと一切なし!本気の実践論が笑って泣けてタメになる。 |
一条ゆかり先生の超辛口、片思い論
タイミングが“今”ではない以上、長期スパン(とりあえずは半年)で考えること。要するに、異性としての魅力ではく、人間力で勝負することだ。短期決戦の恋は、よくも悪くも異性としての魅力が最大の握力になるけれど、長期戦の恋愛ではトータルな人間力がポイントになるもの。そこをじっくりアピールできれば、形勢が変わるチャンスはきっとある。とりあえず友だちの距離感でそばにいて、思いをじわじわ伝える続けるて、時を待ってみるべし。
決してアセらず、安売りせず、誠実ではあってもウエットにはならないこと(ま、基本ですね)。
最終的にうまくいくカップルって、ルックスや、仕事力、人間力、器の大きさなど、お互いのトータルの魅力(地位や名誉など物質的な魅力や、色気など悪魔的な魅力も含む)が拮抗しているもの。たとえ、今は片思いでも、お互いの魅力の総量が釣り合ってるなら、いつか引き合うことは確率は高い。
客観的に考えて釣り合ってないとしたら? 魅力の底上げから頑張らないと!。
とはいえ、こんな裏技もあるにはある。
私の恋愛の大師匠であり、飲み仲間でもあるマンガ界の女王、一条ゆかり先生はおっしゃっていました。「自分の魅力が高値の男が欲しければ、その男にとって都合のいい女になれ!」とのこと。その男にとって役に立つ女になれば、男は手放せないというのだ。
その彼の欲しい情報を知っている、必要な人脈をもっている、安らぎを求めている男には安らぎを、刺激を求めている男には刺激を与える--(男子はよく『安らぎも刺激も欲しい』とか言いますが)。抽象論じゃない、ちゃんとリサーチして情報を与え、先回りして動いて役に立つこと。
コレは何も自分を安売りせよってコトじゃない。自分の意志はハッキリ告げてもいい、むしろ、告げないと安いだけになってしまう。さすが。「いい男はたいてい自分よりいい女のモノ」「不倫はハンモック。一時、昼寝するには最高だけど本気で寝たら全身筋肉痛」など、数々の恋愛名言を残す先生だ。いきなり、現実的な話だけど、本気で無理めな片思いを実らせたかったら必要な努力なのかもしれない。
そこまでして欲しい男かどうか--は自分の決めるコトだ。
続いて身近に起こった片思いの大逆転劇のお話!