高3では卒業研究が必修。論文作成も
2学期制。50分授業で6時限まで。慶應義塾大学への進学を前提として幅広くレベルの高い教養教育を行い、将来大学で研究に取り組むための基本的な能力・資質を養っていく。また、生徒が自分の可能性や得意分野をみつけ、それを伸ばすための学習機会を多く得られるカリキュラムとなっている。高2は週12時間分が選択科目となり、ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語、ピアノ音楽、基礎デッサン、コンピュータプログラミングなど多彩。高3は大学での専攻を意識して選択科目は週20時間分となり、東洋史、生命倫理、法律学入門、数学III、物理II・化学II、日本文化社会史、高大一貫講座、微分積分、バレーボール、サッカー、陶芸、ドイツ語、フランス語など数十科目に及ぶ。
さらに高3では卒業研究が必修。高1・2で身につけた情報収集力や表現力を土台として、各自のテーマで研究し論文にまとめる。数学と英語は各学年で習熟度別クラス編成となっている。
慶應義塾高等学校の大学進学実績
原則として全員が慶應義塾大へ推薦され、大半が進学する。学部は本人の希望、成績などによって決定。希望の学部に入るためには、高校時代にしっかりとした成績をとっておく必要がある。2009年度卒業生735名、うち727名が推薦合格。学部別推薦数は、文学部36名、経済学部230名、法学部220名、商学部95名、医学部22名、理工学部74名、環境情報学部23名、総合政策部19名、看護医療学部1名、薬学部7名。