高校受験/高校受験の学校情報

国立高校(2ページ目)

東京都進学指導重点校として文武両道の教育をめざし、進学実績、部活動、学校行事に優れた成績を上げることに力を注ぐ都立国立高校。国公立大学に180人以上(内東大合格者20人)合格させること、生徒に課題発見・解決能力や言語表現能力などを高めることなど具体的な中期的目標を定め、この数年間で実績を伸ばしている。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

都立国立高校の大学合格実績

国公立では東大・一橋大各14名、東工大12名、千葉大・東京外語大各9名、筑波大6名、お茶の水女子大・東北大各5名、首都大18名など。私立では早稲田大120名、明治大116名、慶應大63名、中央大75名、東京理科大60名、立教大49名、法政大40名など(以上、2010年度)。

都立国立高校の入試傾向(2009年度データ)

募集人数は316名(男子166名、女子150名)。
推薦入試の募集人数は定員の2割(男子33名・女子30名)。選抜は面接(200点)小論文(200点)、調査書(450点)。面接は複数の面接官と複数の受験生によるグループ面接。小論文は60分で、分析力・思考力・表現力をみる。

学力検査の募集人数は定員の8割(男子133名・女子120名)。日比谷高などと同様の方法で特別選考あり。検査科目について、国・数・英(リスニング除く)は独自問題、社・理・英語のリスニングは都立高共通問題。各50分、100点。独自問題では都立高共通問題よりも記述式が多くなり、答えを導くまでの思考過程や表現力をみるなど、総じて読む力、書く力、考える力を重視する問題となる。学力検査と調査書の比重は7:3。学校では入試前に独自問題の解説会を開いている。(以上2010年度)

2010年度推薦の応募倍率は男子3.67倍、女子4.57倍、学力検査の実質倍率は男子1.76倍、女子1.59倍。推薦は女子が例年5倍前後と高倍率。学力検査は毎年増減を繰り返す傾向にあり、09年度は男女とも08年度より低下、10年度は09年度より上昇。11年度は再びやや低下する可能性も。

早稲田高等学院(男子校)、慶應義塾高(男子校)、桐朋高(男子校)青山学院高(共学)、国際基督教大高(共学)、中央大杉並高(共学)、帝京大高(共学)などの併願者が多い。

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