スイスの世界遺産
スイス最大のアレッチ氷河。全長は約24キロ
中にはユングフラウ地方やレマン湖など、既に人気の観光スポットとなっている場所もあります。「世界遺産」を切り口に、スイスの旅行を計画してみてはいかがでしょうか?
スイスの世界遺産1
ユングフラウ=アレッチ=ビエッチホルン地域
スイス中央部。ユングフラウやアイガーなどの名峰や、スイス最大のアレッチ氷河を含む広大な山岳地域が世界遺産に登録されています。太古の昔、地殻の変動によって形作られた雄大な山岳風景は、自然の作り上げた芸術作品。手厚く保護された高山植物や動物などの多彩な生態系も、高く評価されました。地球温暖化の影響による氷河の後退、それによる植生の変化を確認できる貴重なサンプル地域にもなっています。この地域の主な観光スポットは、ユングフラウヨッホ、レッチェン谷、リーダーアルプやベットマーアルプの村など。スイスの世界遺産2 ベルン旧市街
アーレ川に囲まれたスイスの首都ベルン
スイス最大規模を誇る大聖堂。16世紀の仕掛け時計が観光客の目を引く時計塔。スイスの首都を象徴する連邦議事堂など、観光スポットにも事欠きません。中世からの町並みをこれほど見事に保存しつつ、現代の政治の中心としての機能も完璧に兼ね備えているのも驚きです。
スイスの世界遺産3 ラヴォー地区の葡萄畑
スイスは隠れたワインの名産地
ラヴォー地区でのワインづくりは、千年を超える長きにわたり代々受け継がれてきたもの。テラス状の葡萄畑が織りなす情感溢れる景観と見事に融合し、訪れる人の心を惹きつけます。
レマン湖の北岸は、「3つの太陽」に恵まれていると言われます。まず空に輝く本物の太陽。次はレマン湖の湖面が反射する光。そして最後は急斜面を支える石垣に蓄えられた熱。
ラヴォー地区の豊かな自然の恵みに育まれた葡萄から、シャルドンヌ、デザレー、サンサフォランなど、スイスで愛される人気ワインの銘柄が産出されています。
スイスの世界遺産4
アルブラ線/ベルニナ線の鉄道技術と周辺の景観(レーティッシュ鉄道)
アルブラ線の橋とトンネル
年世界遺産に登録されました。
次々に現れる牧歌的な村が美しいアルブラ線。迫力満点の氷河と湖が車窓に広がるベルニナ線。この二つの路線をカバーするのが、スイス最大の私鉄、レーティッシュ鉄道です。氷河特急やベルニナ特急も走るため、日本からの観光客にも馴染みの深いルートです。
スイスの世界遺産5 ザンクトガレン修道院
修道院付属の図書館の蔵書は約15万冊
修道院付属の教会はバロック様式で、18世紀の建造。内部の豪華絢爛な装飾に圧倒されることでしょう。膨大な数の蔵書を収めた修道院付属図書館も必見。羊皮紙に描かれた建築設計図など、歴史的に重要な文献の数々が保管されています。